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ある境
「ふふ・・先に吉良蝶を捕えたのが、私達だった。剣竜は、その方法を参考にされたのだね?」
「その頃は、我らはただの竜の子だ。竜王になれぬ竜の子が大半であり、無数に居る中で、竜臣として生きるのもそれも良し。そう言う選別がそこで行われるのだ。ただ、我はそんな竜王になる為に吉良蝶を捕えた訳では無い。お前もそうであろう」
「確かに、そんな野望など微塵も持たなかったわ」
剣竜が言うと、毘竜は真っすぐに彼を見てそう答えるのであった。
「ふふ・・先に吉良蝶を捕えたのが、私達だった。剣竜は、その方法を参考にされたのだね?」
「その頃は、我らはただの竜の子だ。竜王になれぬ竜の子が大半であり、無数に居る中で、竜臣として生きるのもそれも良し。そう言う選別がそこで行われるのだ。ただ、我はそんな竜王になる為に吉良蝶を捕えた訳では無い。お前もそうであろう」
「確かに、そんな野望など微塵も持たなかったわ」
剣竜が言うと、毘竜は真っすぐに彼を見てそう答えるのであった。
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