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ある境
「ふうん。神竜殿の事は殆どの者が知らぬが、何も用事が無くてお前に面談する筈も無し。又天竜殿の命も無くて勝手に動くとは思えぬ。そして第六獨爛の主体五岩体の事を聞かれたのならば、そこに関する何かを毘竜から聞きたかったのであろうな」
「しかし・・何も言わなかったし、何もされた覚えも無いのよ?それがね」
「ずっと・・神秘の竜王、故に神竜と呼ばれ、八門にそのまま天職が降り、我ら竜王達とは一線を隔されて来たお方、我にも何も分からぬが・・」
「分からぬが・・どうしたの。先があるなら言ってよ」




