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竜神の掟
「じゃあさ、言いたくないけど、そこで天帝と一緒に消えとけやあっ!天王様も同じだと言うのなら、俺達の前に、ニ度と姿を見せるなよっ!」
「ふ・・そう出来るなら、そうしたわ。僅かに残るわしの情念もそう言うておる。だが、お前にはそうすべき宿命が、体感的に分かって居る筈。竜神には、言うたように存在が2体あってはならぬのだ。どんな形であってもな、もはや、問答しても仕方も無し」
「じゃあ、問答無用は分かったけど、一つだけ言って置く。あんたが、幾ら隠密軍団の長とは言え、無茶苦茶怪しい事ばっかりじゃないっすか。それを聞いたら、天魔王のたくらみも、当然起こり得た事になっちまう」




