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竜神の掟
「む・・それを悟ってしまったら、もうお前には、後戻りなどは微塵も出来んぞ」
竜神の顔色が変わった。
「は!?ははは、おかしな事を言う。後戻りが出来ないって・?俺は、あんたと闘う為に、そう聞いてここへ来たのに、何を言っているんすか?」
「言葉尻を捉えるな!お前の存念の中には、微塵であっても、闘いを回避出来る方法は無いかと思っていたのであろうが!」
「そりゃあ、そうさっ!何で闘う必要がある!今でもそう思っているから、今更無用な言葉であったとしても、あんたに投げかけているんだよっ!俺は、納得出来ない事だよ。闘う意義が理解出来ないんだよっ!」




