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竜神の掟
「わはは・・口だけ達者になりおって・・が、お前も分かっていよう。お前は、このわしを超えねばならぬ。で無いと、その先は進めぬぞ」
「じゃあ、俺が言うように、あんたが、父母として清治と一緒に獨爛侵攻に行ったら良かったじゃないですか」
「ふ・・ならぬ事よ。わし達は、もう後戻りの出来ない法を犯してしまっておる」
「おかしい事を言いますね。だって、後戻りが出来ない?ここへ俺が来られたと言う事は、天上界とここは行き来が可能と言う事じゃないっすか。はああ・・今分かったけど、最初からあんたは、そう言いながら、竜衣を着ていたんっすね。水龍の鱗で編んだ」




