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解明・・
「良いよ。血統や、家柄じゃねえよな。清治には同感している。要は、俺のような下賤な者でも今の竜神様になってからは、全て平等となったんだ。でもさ、それがもともと名家の血統の神竜の存在なんだよ。勿論、神竜は自分を連れ去った天上界の者も懲らしめたし、もう一度彼女が天上界で過ごす事を神竜の家族も強く望んだ訳だ。それは、当然と言えば当然だけど、竜神は、横並びの同等と言っても、決してその身につけたスキルを下には置かなかったし、見抜いた訳だ」
「まあ、父ちゃんの考えは俺にも引き継がれているのかな」




