8832/9342
解明・・
「服部半蔵かよ!良くそんな言葉が出て来たなあ・・でも、良いよ、じゃあ聞かない。でもさ、これすげえな、おい。あの絶世の美女が悪鬼のような姿になって・・興竜も、びびっているんじゃねえの?」
「ふ・・見てみろや。興竜は眼を瞑って成すがままになっているぜ。あいつには、もう知識量的に不足なものはねえよ」
「じゃ、天に聞こ」
「ドアホっ!天がびっくりした顔で見つめているってのにさ。急におトボケを入れるんじゃねえわ」
このコンビは変わらない。天も無口になった。それは自分の立場を、より認識しているからだろう。
その天が、口を開いた。




