8825/9342
誘う者
「ちょっと待って・・新天王って、俺にはまだ神降りは来ていないよ」
「はい、しかし、もうそれは周囲も、そしてここまでの概定路線の筈でしょうから」
清治は神竜に質問をする。そうする事で、周囲に周知をしているのである。立場をはっきりさせる事も重要なのだから。
「君はどこまで知っているの?勿論竜神に並ぶ超能力者の君だから、俺が質問するまでも無いかも知れないけどさ」
「私には、私の役目が御座います。故に、清治様、貴方の補佐は、界王殿改め竜神殿がこれから務めるでしょう。勿論、界王殿を名乗られても、今の所問題は御座いません。清治殿と同じく、神降りの印綬はまだ手に入れられていないでしょうから」




