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誘う者
「俺達が・・偶然にでも、突破出来たのは・・?」
清治が青い顔で言う。
「少なくても・・第五獨爛まで突破して来た。その事実を持って、第六獨爛に到達出来るアイテムが手に入っていたからでしょうね。天魔王は、恐らくその突破までを考えていたのでしょう。しかし、もう完全にその野望も潰えましたが。誰も、天上界の安穏と天王による統治を当然と受け止め、混沌に眼を向けるものは居なかった。それに満足し、安住していたのです。その間に、迂闊にも、こう言う獨爛八膜が出来上がったと言う事です。そして、魔怪鳥、天上界を隔てる世界を構築したのです。それこそ、前に皆様が疑問に思った、双方を敬遠する第三世界なのでは無いでしょうか」




