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清治の能力  作者: 白木
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誘う者

「なら・・今の母ちゃんは、ひょっとして・・」

「はい、今は全てを失った天馬の身であり、私がもはやそこから元の姿に戻る事はありません。今失ったと興竜殿は言われました。第六獨爛には、脱出不可能の無限空間がありましたが、同時に私の仮の天職を奪ったのです」

「何・・母ちゃんの能力をはぎ取る・・?だって、他の者には」


 清治が驚いた顔をした。はぎ取られたのは、天神天馬だけなのに・・?


「はい。私が自分自身によるこれは本来天の職では無く、自分の能力を駆使し、仮の姿で行動しました。それが通用しなかったと言う事でしょう」


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