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誘う者
「ん?天神天竜であった母ちゃんでは無く?」
「ええ・・そうです。私は天宮における天神としての役務。つまり、八百万神、王臣を従える左右の神の立場であり役目です。又、本来天竜と言う役務は、竜神の右補佐であり、軍師の役目を担うのです。今天竜殿がそのままそうですよね、お立場的に」
「あ、はい。そう自覚しております」
「私の立場が、再度申しますが、本来2つの役職を兼務するものでは無かったのです。又それ程天職と言うものは、兼務出来る程簡単なものでは御座いません。それでは十分では無かったと言う事です」




