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誘う者
「あ、はい。しかし、獨爛を眺めて来て、必ずしも獨爛が天上界に攻めて来るような感じではありませんでした。行軍する中で、我々の目的は凄く分かるようになりました。魔界鳥と言う存在が、とても危険な事も察知出来るようになったのです。でも、やっとその獨爛八膜と言う封印が完成して天上界、いえ・・天魔界もそうだったでしょうが、棲み分けが出来た形で、それから天魔界、天上界の争いがあって、その争いの中で地上界も多いに乱れ、影響を受けたように思います。勿論私が地上界の事を知る由も御座いませんが、天魔王がその例です」




