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誘う者
天には、まだ言わんとする事が読めなかった。
「その竜神が、天魔王退治にて天上界に不在。そこで一時的役目として界王殿の天職が与えられました。そして、界王殿には、天帝が兼務の形であった、天空神の役務も渡されたのです」
「え!そうなんですか・・俺はそんな事・・」
「むう・・」
天はどう言う事なのだ?と、やはり天神天馬の意図が分からなく、難しい顔をしている。
「まあ、今は分からなくて結構です。でも、明らかになるでしょうから。話を戻しますが、第六獨爛までのエリアは、これまで考えもしなかった、広大なエリアであり、第六獨爛だけでも、前天上界の3分の1にも匹敵するのですよ。以前の天魔界がそっくりそのまま入る位なのです」




