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誘う者
清治が言う。反省をしているのだ。一軍の将として。
「いいえ・・それを言うのなら、私も同じ事よ」
「あ・・いやいや、母ちゃんを責めてなんて居ないさ!」
清治が大きく手を振った。そんなつもりなど毛頭も無い言葉であったからだ。しかし、天神天馬は、
「いえ、実は、私も天神天竜として伝える事はもう全て伝えたと思うの。そして今や天竜殿も全ての竜王を把握し、竜王達も今や天竜殿を中心に回っているわ」
「あ・・いや、そんな・・足りない所だらけですよ。自分が天神天馬様の足元にも及ばない事は分かっています」




