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誘う者
「恐れ多い・・何で私などが天王代理で御座いましょう。間違い無く、天宮の玉座にお座り頂いているのは、聖母様の身である今、全姫様ではありませんか」
「ええねん・・あたいはな、とにかくこの宮光を、八門を通じ、前線に居る界王殿に届けて、後方支援をしとらなあかんねん。そして、八百万神他天宮の王臣を動かしとるのは、あんたや無いか。そやから、そう言うとんねん。もう一度言うで。せやからこそ、躊躇せんと、言うてや、駄螺神殿。相当の決意があんたにある事は、ここへ来た時から感じてんねんから」




