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清治の能力  作者: 白木
8706/9342

気配を消す者・・

 天神天馬には、それがすぐ分かったのだと言う事だ。その中央で、興竜が、言葉を発する。


「大きな疑問が生じました。何故界王殿に天上界の光が後押しをしているのにも関わらず、獨岩化王の胎内=エリアに飲み込まれたのでしょうか」


 殆ど全員が言う。


「尤もな疑問だよな。大きな謎だよ、そこは」

「それを総括する為に、ここで留まる選択をされたのは、正しいと思います。むしろ、ここから先には進むべきでは無いでしょうね、今は。そう思われているのでしょう?」

「うん・・」


 天神天馬がそう言うと、清治も天もそれには同感なのだった。



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