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気配を消す者・・
こちらも、外敵が容易に突破など出来ない強固な防壁の役目を果たしている。
そんな中、ようやく戻って来た天神天馬は大層喜んだ。
「戻って参りました。良く完結させましたね。大変だった事でしょう」
「あ・・うん。御苦労さま」
清治が少し微妙な表情をしたが、短く答え、天神天馬を迎えた。今この第六獨爛に何故誘導されてしまったのか、またこの第六獨爛と言う正体の総括をしているのだと話をすると、すぐ、
「今まで出来なかった事・・それが全て、この行軍によって開発が出来ております。各々のスキルは、嘗て無いレベルに一気にここで駆け上がりましたね」




