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季節の移ろい
「先生、少しあちらで、私とこの前の敦盛の件をお話しませんか?」
政春は、突然の脇坂乱入の形で、楽しい一夜をこれ以上掻き回されては・・そう思い彼を立たせようとした。脇坂も、
「その事も、少し聞きたいのう・・。良かろう、俵、詳しく話してくれ。では、失礼した、皆さん」
「はい、皆様、申し訳ありません。敦盛の資料を脇坂博士に送ったのは私ですので、あちらで、先生と話をして来ますので」
「あ・・脇坂博士」
立とうとする脇坂に、香月が言った。
「何じゃ?」
「*志村と言う学生から、博士と同じ質問を受けた事があります」
*後に志村博士となり、不可思議領域に入る。清治とも深く接触して行く事になる。キーワード




