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季節の移ろい
「どの生物、どの個体にも、「カンペキ」な遺伝情報を持ったものはない・・・とされています。つまり、その個体のプラス面もマイナス面も含んだ形で、次代に受け継がれるわけです。その際、生きて行く上で不都合な情報は、(全てでは無い)相手方の正常な情報でフォローされるため、実際に発現するケースは、だいぶ少なくなる・・・とされています。しかし、血の濃い個体同士ですと、プラスの面やマイナスの面も含めた、互いの遺伝情報がよく似ているために、遺伝情報のうち、本来ならば相手の持つ正常な情報によってフォローされ、発現しないはずの異常な情報が出てきてしまう・・・というのが、一般的にいう「血統弱化障害」です。兄弟や親子など、血の濃い個体同士で繁殖を行いますと、様々な障害が発生することが知られています」




