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季節の移ろい
「佐久間です。こちらへ本日来られている、川上さんには6年前、自分の結婚式においで頂きました。香月博士には是非お話をお伺いたいしたいと前々から思って居りました」
「浦部です。香月・・君とは、以前同じ東神原連合会で競翔をやっていました。今は、河原連合会で競翔をしています」
「俵です。全くの競翔素人で、高名な皆さんと同席させて頂くのは恐縮です」
その紹介の席上に、突然異風な人物が現れた。
桑原が声を掛けた。
「おお!脇坂博士では御座いませんか」
その声に、政春が立ち上がった。




