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智の神の苦悩
智竜が両手を広げた。
「結果的に智理法がその蓋を益々強固にし、魔天の穴も塞がった。つまり、源竜の邪念を、これは清治の言葉を借りれば、魂トロール出来なくなってしまったと言う訳だ」
「上手いっ!」
「ボケっ!」
清治が手を叩く。そこはいちいち突っ込まなくても良いとばかり、全が軽く清治の脛を蹴った。結構それは軽い程度のものでは無かった。ぼこっと音がしたのだ。
「きゃあっ、いててて」
清治が、膝を押さえて飛びまわった。
「ありゃあ?そなん力入れてへんやん、大げさやな、清治は」




