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破壊神
「おうっ!」
奇はその眩い光の先端に、昇って行く・・それが昇龍の光となって。
「良しっ!この天は寄竜が制した!」
「おのれ・・おのれえ・・・・」
渦を巻き消えて行く鬼竜はもう、何の抵抗も出来なかった。この次元から押し出されたのだ。完全に。
「よおおおっし!やったぞおおっ!」
清治が天から雄たけびを上げると、空一面に染まった黒い重力の雲は、どんどんその天軸の光の中に吸収されて行く。清治が、天空からやっと解放されて、全、櫂の傍に降り立った。
「ふう・・とても強い奴だったよ、流石に鬼竜と言われるだけの事があったよ」
「良くやったな、清治。凄い持久戦に持ち込んだなあ」
櫂が、清治の戦略を褒めた。




