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志村恭介編 ニ尾城
「君は、大学へ戻れ」
品川が眼を丸くした。
「じょ・・冗談でしょう、先生、これから南尾城の発掘が待っている」
「冗談では無い。私はしばらくの間動けない状況になった。君はこれから、島根大学の光原の所へ身を寄せるが良い。紹介状も書いておく。どうせ、T大学には君の籍はもう無い筈だしね。教授には岸上が選ばれたそうだし、俺も多分T大学へは戻る事は出来ないだろう」
「そんな!そんな先生!」
品川が泣きそうな顔で、志村を見た。
「君は、大学へ戻れ」
品川が眼を丸くした。
「じょ・・冗談でしょう、先生、これから南尾城の発掘が待っている」
「冗談では無い。私はしばらくの間動けない状況になった。君はこれから、島根大学の光原の所へ身を寄せるが良い。紹介状も書いておく。どうせ、T大学には君の籍はもう無い筈だしね。教授には岸上が選ばれたそうだし、俺も多分T大学へは戻る事は出来ないだろう」
「そんな!そんな先生!」
品川が泣きそうな顔で、志村を見た。
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