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志村恭介編 ニ尾城
「ふ・・だからこそ、今度は本当に博士も危なくなるだろうし、容易には今度こそ発掘等出来ないだろう。それは危険極まり無い事だと分っているからさ」
「とてつも無いものが今度こそ発掘されるだろうと言う事ですね?しかし・・この紅水晶が贋物とも思えないんですがねえ・・別子村の紅水晶産地も本物のようですし、山田村長の言葉にも嘘は無かったようですし。新宮村にもあると言う事ですが、どうも*そちらは私自身も信憑性が無いような気もします」
「俺にもそれは分からない」
志村は、都屋新館をこれ以上はもう無意味と後にし、斎阿覚寺に戻った。品川が待っていた。
「先生、これからどうされるのですか?」
*真世の無意識化のこれも発動。偽情報だった




