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志村恭介編 ニ尾城
「なら、真世さんのネックレスは過去世で加工された事になり、そのネックレスで、原石であるこの水晶は傷がつく筈」
高村がぎくっとなったが、志村の意図が全く品川には見えて居なかった。
「ば・・馬鹿な、せっかくの貴重な宝石に傷をつけるつもりか?志村」
「でも、試して見なければ納得出来ませんよ。私は学者なんですから」
志村はそう言うと、真世からネックレスを受け取り、紅水晶を擦った。それはまるで紙を切るように、ぱっくりと割れた。
「なら、真世さんのネックレスは過去世で加工された事になり、そのネックレスで、原石であるこの水晶は傷がつく筈」
高村がぎくっとなったが、志村の意図が全く品川には見えて居なかった。
「ば・・馬鹿な、せっかくの貴重な宝石に傷をつけるつもりか?志村」
「でも、試して見なければ納得出来ませんよ。私は学者なんですから」
志村はそう言うと、真世からネックレスを受け取り、紅水晶を擦った。それはまるで紙を切るように、ぱっくりと割れた。
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