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志村恭介編 ニ尾城
「それで、今は斎亜覚師の養女になっていると」
「そうだ」
「では・・その紅水晶ペンダントで、私の紅水晶を切って貰いましょうか?」
突然志村が言い出した。
「馬鹿な・・何を言い出すんだ。同じ硬度の物なら切れる筈が無い、互いの水晶に傷がつくだろう」
「そうでしょうか?果たして・・」
「先生!貴重なサンプルですし、そのペンダントに傷がつくような事があっては」
「品川君、君は黙っていたまえ」
それまで黙って聞いていた品川がそう言うと、志村にかなり強い調子で言われた。




