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季節の移ろい
「敦盛の豪族の王が、殷の国の使者に自分の姫を差し出す条件に武器を求めた。しかし、姫は、馬飼いの若者に恋をしており、とうとう、姫は白馬と共にその馬飼いと逃げようとする。王は怒り、その馬飼いを家来に命じて殺すが、姫は大層悲しみ、敦盛の地から白馬で、河原の竜神の沼へ身を投じる。その竜神の沼には、紫の竜が棲み、怒った竜が2つの玉を抱いたまま天に昇った。2つの玉とは、本来紫である筈が、1つは真紅に染まっていたと言う。大嵐が起こり、3日3晩降り続いた雨は、洪水となり、そして豪族を滅ぼした」
*竜神、紫の竜・・大きなキーワード




