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志村恭介編 古城
「・・私の頭の整理はつきませんが・・では、超科学を持った存在が過去に存在していたと言う確証とは?」
「だからこそ、その痕跡を探す為にここに居るのであろうが」
「でも・・何か変ですね。そのプラズマが太古に1つの物であった筈なら、一方は進化を早める為に滅亡させようとし、又現に我々のように秘密を探ろうとしている者もある・・と言うのは」
品川もそう言った。
「それもその通りじゃ。確かに矛盾しているが、その元は完全体では無かったと言う事だろう。或いは、ビッグバンの始まりより砕け散った意志がそれぞれに次なる進化を目指しているのかも知れん」




