334/9342
志村恭介編 古城
「・・国家とはどのような組織の事を言いますか?」
話の途中で志村が聞いた。
「・・推測でしか無いが、恐らく・・内閣情報調査室・・」
志村と品川が顔を見合わせた。更に話は夕刻まで続いていた。すっかり周りは暗くなって、再びコップ酒を飲みながら志村は聞いた。
「・・一体、その選ばれた人達と言うのは何者ですか?」
「その説明はつかぬわ。ただ、わしが仮説を立てるとすれば、*宇宙からやって来たのだろう」
「それは・・信じ難いですが・・」
*この時脇坂はかなり信憑性の高い情報を掴んでいた。しかし、詳細が語られる事は無かった




