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志村恭介編 古城
それは、現代の精密な機械で切断したとしか思えない程切断面が一定で、しかも研磨した様子も無く、絶対当時の道具では不可能な加工を施している事にある。又、一部だけ、これは政府のある機関が持ち去ったのだが、未完成品であったが、高度な宝石加工技術。歴史から抹消された筈であった、例の古書の出現。脇坂自身がこの地に居れなくなった本当の理由として、深夜の墓場発掘や、*禁断の紅水晶探索。それは人為的に作られた水路にあったのだと言う。この紅水晶のある場所は、山田が県からの補助金の予算を使って、上流の地点で木を伐採した為、数年前の台風時に土砂崩れを起こし、それで現在は掘り出す事は不可能だと言う事だ。




