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季節の移ろい
「そうなんですか、へえ・・」
「良くあるんですよ、神社の中に競翔鳩が住み着いているって事も。飼い主は、きちんと迷い込み鳩の対策をしないと、競翔は淘汰の為のものだと、動物愛好会の方達に又言われてしまいますから」
「その件については、競翔鳩を飼う者として肝に銘じておきます。それに、俵さん、先程の無謀で赤面するような私の目標は忘れて下さい」
政春が言うと、
「あはは。忘れました。でも、俵さん、貴方はきっと河原連合会でトップ競翔家になるでしょう、近い将来」
「いやあ・・恥ずかしいです。浦部さん」




