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志村恭介編 古城
品川がふうふうと言いながら言う。無理も無い。殆ど学業にその情熱を注ぎ込んで来た、青白い頭でっかちの青年にとっては、連日の山歩きは、相当に身体に堪えてきつい行程であろう。志村は大学時代に山岳部に在籍した事もあるし、由利と知り合った高校時代は、サッカー部で汗を流していた。
「少し休もうか」
狭い林道の中に横たわる倒木に腰かけるように、志村は品川の肩をポンと叩いた。
「先生・・この山奥で、一体古代人はどう言う生活をしていたのでしょうか」
「その生活手段、植物分布、或いは、私には知識不足だが鉱物分布・・それらから手掛かりを得る事が第一歩。きっと何かが語りかけて来ると思うんだ」
「すると、まだ原始的な時代に、*超医学を駆使する人達が居た事の証明に結びつくのですね?」




