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未知の血統
「うん。*清竜号はきっと答えてくれるよ、父さん」
「そうか」
弓子に少し不安の気持ちが起こっていたが、父子一緒の行動に口を挟むつもりは無かった。
そして・・実はこの頃競翔界とは全く別の世界で、大きな騒動が起こっていたのだった。岡山で日本最古の*古城発掘と言うニュースが入っていた。この地にリゾートブームで、商社が温泉地の地上げ買収に動いていたのを阻止して、丁度その件で、政春の前にも姿を見せた事のある、若き考古学の天才と言われるT大学院生の*志村恭介が、古城発掘現場における温泉発掘阻止に向けて、全学連合を結成して反対運動を展開していた。同じく共闘して反対同盟を結成した旧旅館連合が阻止行動に勝利したと言う事であった。それには*、脇坂博士が中心として活動していた。
*清治には、既に未来が見え始めていたのだった。
*キーワードなる人物達が、この次元に埋め込まれたものを掘り起こし始めた。




