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未知の血統
「いえ、競翔歴が短いとか長いなんて問題じゃありません。河原連合会にとっては、もう既に、俵さんは中心人物であり、誰よりも熱心で、人望も厚い。私の補助としてお願いしたいのです、どうか・・」
浦部が頭を下げるのを見て、政春も副会長をとうとう受けるに至ったのだった。
「まあ!貴方、河原連合会の副会長を受けたの?」
弓子が夕ご飯を卓袱台に運びながら言う。
「そうなんだよ。困ったもんだよね」
「困る事は無いわ。*清ちゃんと一緒の趣味を持って貴方もいきいきとしているもの、ね、清ちゃん、お父さんが副会長って賛成よね?」
*全て清治の能力作動である。




