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未知の血統
「ふふ・・それは一般的知識だけだねえ・・それは、殆どの競翔家が知っている事だ」
「それ以上の情報は・・だって・・今まで日本での使翔も無かった事だから、答えるのって無理でしょう?・・浦部さん」
困惑した表情になって道明寺が答えた。
「つまりだね、私が言いたいのは、そんな特徴なんかじゃ無くて、香月暁号系統は、日本の地形によって変化し得る、改良をまだまだ可能とする奥の深い血統だと言う事なんだ」
「これ以上・・?世界中が注目する香月暁号系統、或いは、他3種の系統もでしょうか?」
「そうだ。もっと、もっとなんだよ。香月暁号系統は、その中でも特に可能性を無限に秘める血統だと言えるね」




