何もない
下書きが9話で止まってる……やばい
構成は決まってるんですけどそれをうまく表現するのが難しいのに…
多分次も二週間置くことになりそうですね(^_^;)
こいしside 元地霊殿前
「嘘……」
ぬえをおいて私とフランはできる限りの早さで地霊殿へと向かった
そこには……何もなかった
あったはずの地霊殿が跡形もなく無くなっていた。正確には何か黒いものが散らばっているだけだ
お姉ちゃんも、お燐も、お空も、ポチも皆家にいたはずなのに……まだいたはずなのに
「フラン……」
突然のことでなにも考えられなかった、視界もぼやけてきて……こんなことになるならお姉ちゃんには伝えるべきだった、いや伝えなきゃいけなかった
……そんな私をフランはフランはやさしく抱き締めてくれた。いつもならからかうところだけど今はそんな余裕もない
「ありがとう……」
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「落ち着いた?」
「……うん」
何分たったかは、分からない泣き止んだ私にフランが声をかけてくれるいまだにぬえは来ない
「とりあえず移動しよう、近くにまだ何かいるかもしれないから」
「……うん」
私の手を引き地上へと向かって飛んでいく、どこにいくのか、そんなことどうでもいい
「まずは、神社に行こうか……」
それには私は答えなかった
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フランside
「まずは神社に行こうか」
それにこいしは答えない、でも無理もない、家族が死んでしまったかもしれないのだからこのまま神社につくまで何も話さないだろうと思っていたし私もなにか話すつもりはなかった。こういう経験はしたことないけどそうあるべきだと思ったから、そんな中地上にでると聞きなれた声が上空から聞こえた
「あれ?フランさんにこいしさんこんなところでどうし……」
文だったいつもと同じ格好ではあるが何故か剣を片手に持っていた。どうしたのか聞こうとしてこいしを見てやめたという所かな、しかし私の予想は外れていた。
「とにかく急いでここを離れましょう、ここは危険です」
「え?」
危険ってどういうこと?訳がわからぬまま手を引かれ地底入口を離れる
「とりあえず山にいきましょう」
手を引く力が強くなり山の方へ向かっていく、そして異変に気づいた
「あれ、何」
山とは正反対の方向から大量の鎧を着た妖怪?の集団がこちらに向かってきている、甲冑をつけていて顔も見れない
「今は説明している暇はありません」
だけど文は答えてくれない、何故かこのときばかり気になった私はついこいしに訪ねる
「こいしは何か心当たりない?」
最後まで言ってから はっ とする、こいしに今そんな余裕はなかったんだと、しかしこいしは口を開いた
「多分妖怪だと思うけど……ソロソロ自分で飛べない?」
そこで初めて手を引いていたのが文ではなくこいしだったとわかる。でもそれより私が気になったのはこいしがいつも通り、いやいつも以上に真剣な顔つきになっているということだ。さきほどの弱々しい様子はもうない
いきなりどうしたんだろう
そんな風に思ったところ目を開けてないのにこいしは察してか教えてくれた
「フランまで……失いたくないから」
そういうこいしの目には間違いなく意思が籠っていた
「それに……よく考えたらお姉ちゃん…知ってたかもしれないから」




