第90話 その竜は誰の手に
「始め!」
きっかり7時、先生は開始の合図を出した。
「さあ始まりました決勝戦。いったいどちらがカラミティー・ドラゴンの子供を手にするんでしょうか?!」
マークのおっさんが実況する中、俺と美羽は軽快なフットワークをしながらお互いの出方をうかがい合う。
「まずは両者共にうかがっているようです。憲明選手の動きも良いが美羽選手の動きも良い」
すると突然、美羽が止まる。俺は美羽が止まったことに、思わず動きを止めそうになりながら瞬きをした。その瞬間、その一瞬で俺の間合いに入って来た美羽の強烈なキックが俺の頭を狙う。
「うおっ?!」
間一髪、体を仰け反らせた事で、美羽の蹴りをギリギリ交わす。
美羽はその後、瞬時に後退し、また軽快なフットワークを始める。そして不適な笑みを見せると、俺を挑発した。
「ふんっ、そんな安い挑発に乗るかよ」
俺も不適に笑い、逆に美羽に挑発する。
「来いよ美羽。1発入れてみろよ」
「おや? 憲明選手、何処を見てるんでしょうか?」
その言葉が耳に入った瞬間、ある違和感を感じた。
「まるで玲司選手の時と似ています」
ヤバい!
ヤバイって感じて冷や汗が噴き出るのと同時に、俺の頭に強烈な痛みが走って、そのまま何度も地面にぶつかりながら吹き飛んだ。
「クッ?!」
転がりながら体制を立て直し。立っていた所を見ると、立っていた場所の直ぐ後ろに、いつの間にか美羽が立っていた。
「どうなってんだこれ……。なんでお前がそこにいんだよ美羽!」
俺は理解出来なかった。
でもヤッさんが体験した状況に似ている。美羽が立っていた所にはステラが"分裂"し、群れとなって飛んでいる。
俺はステラと美羽を交互に見ていると、美羽が俺に向かって接近を始めた。
「ちっ! クロ!」
クロのチェーンで美羽を攻撃させるけど全然当たらない。
美羽は華麗な動きでクロのチェーンを全て見切り、避けながらどんどん俺に近づいて来る。
「"ファイヤーブレット"!」
俺はクロにチェーン攻撃をさせつつ、炎の弾丸を次々と放つ。でも美羽はそれすらも見切る。
"未来視"か!
「だったらこれでどうだ! "ファイヤーフィスト"!」
"未來視"を使う美羽に対して、俺は"ファイヤーブレット"を不規則にぶっぱしながら、今度は両手両足に炎を纏わせて攻撃に出る。
「"桜花舞"」
はい?! これも避けるのかよ?!
まるで桜の花弁がヒラヒラと舞い落ちるが如く、捉えどころのない動きで鮮やかに俺の攻撃を全てかわす。
そして美羽が俺の懐に入ると体制を低くし、顎目掛けて強烈な蹴りが来る。
俺はそれをなんとか紙一重で避け、美羽の足を両手で掴むと何度も振り回してから遠くに投げ飛ばした。投げ飛ばされた美羽は指で音を鳴らし、ステラを1つにさせるとそのステラが背中で美羽を受け止め背中の上に静かに立つ。
「「ウオオオオオオ!!」」
そこで会場は更に盛り上がり、歓声が響いた。
「ちっ、"未来視"の事をすっかり忘れてたぜ」
「"未来視"を思い出したところでノリちゃんに私が倒せるの?」
美羽の"未来視"は数秒先を視る事が出来る。でも、美羽の動きは数秒先どころの話じゃない様に思えてならない。
連続して使っているのか? それとも全てが視えてる?
「ステラ、"分裂"」
美羽はステラを"分裂"させ、足元が無くなった事で自然とそのまま地面に降りると。
「"シャドーゾーン"」
今度は美羽の影が円形状に広がる。その半径は約20メートル。
俺は本能的に危険を察知して、後ろへ大きく飛んで離れた。
「"影操作"の一種かなにかか?」
その質問に美羽は軽く微笑んだ。
「"シャドーゾーン"、つまり影の領域。どんな能力なのか知りたければ、来れば分かるよ? ノリちゃん」
不適な笑みをしながらクスクス笑い、どうすべきか悩んだ。
"シャドーゾーン"に入れば必ず何かある。入らなければ確実に美羽に勝つ事が難しい。どうしたらいい?
それを見てマークのおっさんがカズに質問する。
「和也さん、"シャドーゾーン"とはいったいどんな能力なのか御存知ですか?」
「はい勿論。あれは魔法と言うよりスキルですね」
「スキルですか? では先程、憲明選手が言っていたように"影操作"か何かですか?」
「それと類いが異ことなりますね。"影操作"とは読んで字の如く、影を操るスキルです。"影分身"、"影纏"等をするには必ず必要なスキルになります。そのスキルがあるからこそ、他の影系の能力を簡単に操作する事が出来ます。無くても出来ますが、あるのと無いのとではその効果は違って来る。しかし、私が言えることはただ一つ。あれは闇系統のスキルだと言うことです」
カズの答えにマークのおっさんは驚いた。
「闇系統ですか?! すると彼女も和也さんの様に闇を使った攻撃を?!」
でもカズは微笑んだまま黙る。
普段ならそれは肯定を意味するけど、今回のその沈黙はどの様に捉えて良いのか難しい。
そうこうしていると美羽が動き出し、不適な笑みを浮かべたまま、ゆっくりとした足取りで俺に近づくから、その度に一歩ずつ後ろへと下がるしか無かった。
「どうしたの? そんなに私が怖いの?」
そうだよ怖えよ! やっべえぇぇ、なんだよこの重圧。
カズ程じゃねえのに背筋がゾクゾクしやがる……。
美羽もそうだけど、"シャドーゾーン"から言い知れぬ不安が漂って来ていて、俺の本能ま益々危険を感じていた。
でも、このまま後ろへ下がっていてはいずれ壁にぶつかり、逃げ道が無くなっちまう。
"ファイヤーブレット"と、クロのチェーンでじゃ無理だ。間違い無くステラに邪魔される。
……そう言やステラのスキルってなんだっけ?
俺は悩み。今だに何もしてこないステラがどう出て来るのかも気になった。
思い出せるのは、"分裂"、"光魔法"、"守護者"。そしてステラの知能レベルがかなり高いと言う事を考える。
美羽の戦闘センスはどこかカズに重なる。迂闊に近づけば負ける。
ちっ、まさか俺が美羽に恐怖を感じるなんてな……。でも……、確かにアイツが戦いで攻撃を食らったとこを見た事がねえ……。
ゆっくりとだけど、ここに来てからの美羽を少しずつ思い出す事にしてみた。
カズとの特訓は例外として、モンスターの攻撃を美羽は確実に避けている。ヘカトンケイルとの一戦でも、美羽は攻撃を受け流すか上手く交わしたりしていた。ヘカトンケイル戦では流石に全体攻撃となるダメージを受けたものの、その殆どを避けている。
ましてや今じゃカズの彼女だ。その美羽の目は何時もカズに向けられている。その為、美羽はいつもカズの動きも目で追っていた。
美羽の戦闘センスは確かにある。でもその殆どがカズをマネしている。
ヤッさんとの試合の時に使った"飛竜脚"がそれだ。
カズはどちらかと言うと、殴るよりも蹴る方が多い。
「はっ、成る程な美羽。お前、カズが好き過ぎてアイツの動きをマネてんな?」
冷や汗をかきながら、口の端を伸ばしてそれを言うと美羽の足が止まった。
ビンゴ!
「お前さ、戦闘センスは確かにカズみたいにあるよ。でもよ……、お前自身の戦闘スタイルをカズばかりに固執し過ぎてねえか? お前にはお前の戦闘スタイルってもんが無えのかよ?」
美羽の顔が徐々に曇り、目をつり上げて怒り出した。
うぅわっコッえぇ……。
美羽から殺気がどんどん溢れ、空気が一瞬で寒く感じる。
「……はぁ゛?」
美羽のその一言だけで全身に鳥肌が立つ。でもだからと言ってここでやめちまえば、今後の関係がこじれちまう。
「お前はそれで良いのかって話しだよ。カズを想うならカズばかりに頼らず、自分の力だけで強くなったらどうなんだよ?」
美羽は顔に青筋を浮かべ、もっと怒り出した。
普段の美羽とは違って、メイクしてMIYAになってる状態だと雰囲気がマジでヤベェな……。
「ノリちゃんだってカズをリスペクトしてたじゃん。それでサーちゃんの時にカズが荒れて、ノリちゃんだってカズみたいにさんざん暴れたの忘れたの? あの時、カズを想ってるならなんで止めなかったの? それに特攻服まで用意しちゃってさ。なによ"孤狼"って、ダッサっ。一匹狼でも気取ってたの?」
俺にしてみれば暴れ回った事は黒歴史だからそれを言ってほしくなかった。
でもこの時の俺は、特攻服は気に入ってるから壁に飾っていた。
それを美羽に馬鹿にされ、逆に俺まで怒り始めちまった……。
「美羽……テメェ、今の撤回しろ」
「撤回? なんで? だったらノリちゃんこそ撤回してよ。私はカズが好き。だから私はカズの動きを何時も観察してた。カズみたいな動きがしたくて、時間がある時は質問して教えてもらった。それの何がいけないの? そんなんだからノリちゃんって女子にモテないんじゃないの?」
「カハッ!」
それは痛い……。モテないは痛いって。なんか鐘突き棒で頭をおもいっきりぶっ叩かれたくら痛い。
それを言われて、さすがに俺も青筋が浮かび上がっていた。
「……あ?」
「なによ?」
それで暫く俺達2人は睨み合い。
「「ブッ殺す」」
2人仲良く同じ言葉を言い、俺は悩みを捨てて美羽に突っ込んだ。
俺がしたかったのは美羽を軽く怒らせて、"シャドーゾーン"を消させたかったんだ。しかし、結果的にそれは失敗しちまった。
「行くぞクロ! "ファイヤーブレット"!」
背中にクロをしがみつかせ、炎の弾丸を放ちながら美羽の"シャドーゾーン"に足を踏み入れる。そこへ"分裂"しているステラが前に出ると、俺の"ファイヤーブレット"は迎撃された。
「"シャドーエッジ"!」
「うおっ?!」
急に影から鋭いナイフの様な物が伸びてくるから、俺は慌てて避ける事しか出来なくなる。
「この前、カズが私に言った言葉を覚えてる? 私はカズの言葉を信じ、魔導書で新たな力を手にする事に成功したよ? 私はカズみたいにはなれない。でも、私はカズに教えて貰ったお陰で"シャドーゾーン"を手に入れる事が出来た」
ちっ! やっぱ影を使った攻撃か!
「"シャドーゾーン"は私がイメージした形へと変化する事が出来る影であり闇。操るのはかなり難しいけど、それでも今の私に出来る事を見せてあげる。影なる物に形を与え、我が敵となりし者を斬り刻きざめ! "シャドー・マリオネット"!」
今までナイフみたいな形で攻撃してきたシャドーゾーンが集まると、今度は騎士みたいな形に変わる。その数は全部で四体で、影の騎士達は美羽に対し、その場で跪いた。
「ノリちゃん覚悟してね?」
美羽はうっすらと笑みを浮かべて手を前につき出すと、ハンドサインで影の騎士達に俺を攻撃する様に指示を出す。
「上等じゃねえか、俺を倒せるもんなら倒してみろよ美羽!」
そう言いつつも、影の騎士達の動きは速く、俺の間合いに一気に入ってくると大きな剣を次々と振り下ろす。
「ナメんじゃねえぞ!」
剣を抜き、攻撃を塞ぎながら一体の影の騎士に蹴りを入れる。でも影は影。実態の無い物に蹴りを入れ、破壊したところで直ぐに元通りになっちまう。
「チッ!」
それでも影の騎士達の剣を避けたり塞いだりをしながら、剣で何度も反撃に出る。
でも影の騎士は避けたり塞いだりする事をしない。
俺の剣や蹴りで何度も破壊されても、直ぐに元通になっちまうからだ。
クロもチェーンを操って援護してくれるけど効果が無い。
そんな中、ついにステラが動き出す。
「ステラ! "光線"!」
<キュッキュキュルルル!>
100匹に"分裂"しているステラが光を集め、長い触角から一斉に光線が放たれる。その瞬間、俺と戦っていた影の騎士達が後ろへ大きく避けて、俺はステラの光線をまともに浴びると爆発に巻き込まれた。
「やっぱりノリちゃんにあの子は勿体無いよ。例えステラがSランク・モンスターでも、シャドー・マリオネットでも。その攻撃をまともに受け止められないノリちゃんに渡せない」
美羽は影の騎士達を下がらせると、ゆっくりとした足取りで近づいて来る。
「ぐうぅぅ……」
俺はステラの"光線で倒れ伏した状態からなんとか起き上がるけど。俺の体はたった一撃? 百撃? ……まぁ取り敢えずボロボロになっていた。
流石と言うべきはカズが強化したスーツだ。ステラの攻撃を受けても、傷一つ付いていない。
でも無防備な頭や手からは血が流れ出ているけどな……。
「流石に打たれ強いなぁ……。ねぇ、ノリちゃんさぁ……。私が本気で怒ったとでも思った? 確かに頭にはきたけど、実はそこまで怒ってないんだよねぇ」
「…………はぁ?」
なに言ってんだコイツ?
怒っていた顔が急に微笑み。美羽が実はそんなに怒っていないと聴かされて、俺は呆然とした顔になった。
美羽は演技をしていたんだ。
「ふふぅん、驚いた? どうだった? 私の演技なかなか良かったかな? このまま女優になるのも悪くないかな?」
美羽の軽く微笑む顔を見て、ようやくそこで理解した。
美羽に騙されていたってな。
「ちっ! んじゃなにか? 俺はお前にまんまと騙されてた訳か?」
「ピンポーン、正解。私が本当にノリちゃんに逆上したとでも思った? ノリちゃんの事だからきっと私を逆上させて、"シャドーゾーン"を消させたかったんじゃないの? その為に逆上させようとあんな事を言って、その後にスキルとかを使わず、お互いの実力だけの勝負に運びたかったんでしょ? でも残念。そんなのお見通しなんですけどお?」
美羽があっかんべーって顔をしたら、なんか無性に恥ずかしくなってきた……。
「見え見えなんだよねぇ、ノリちゃんって昔から分りやす過ぎ。だから逆にノリちゃんを逆上してやろうと考えた訳」
そう言われて今度は悔しくなってくる。
「クソッタレ……」
もうそれしか言えなかった。
美羽にまんまと騙され、逆に俺自身が逆上した事で今の状況を招いたからな。
……クソッ!
「ねえノリちゃん。どうしてカズが一樹の提案に賛成して、こんな事になってるか気付いてる?」
んな事とっくに気がついてんよコノヤロゥ……。
「カズは私達に知って欲しかったんだよ。私達自身がどれだけ成長したのか。自分の戦略が通用するのか。相手がどんな戦略で仕掛けて来るのか。相性はどうなのか。戦闘の中、如何に早く戦略を修正する事が出来るのか。相手をどれだけ観察しているのか。そう言った事をカズは私達に試しながら、一種の勉強をさせていたんだよ」
「言われなくても分かってるよ」
すると、美羽はステラに"回復魔法"を使わせて、あえて俺を回復させた。
「何してんだよお前?!」
「ん? 何って、ノリちゃんを回復させてるんじゃん」
体の痛みと傷が徐々に治っていく。どうして回復してくれるのか疑問に思ってると。
「新しいスキルを見せた事だし、後はノリちゃんの望み通りに実力で勝負を付けようよ」
そう言っても美羽にはまだ"歌魔法"のスキルがあるが、きっとまだまともに"歌魔法"を使いこなせてないのか、あるいは切り札として使わないのか分からねえけど、その言葉は願ったり叶ったりなのは間違い無い。
「んじゃ、こっからはお互いにパートナーと魔法は抜きで勝負しようぜ美羽」
「良いよ? それでも私が勝つけどね?」
「言ってろよ」
俺と美羽はお互い構え直した。
「行くよ?」
そう言って美羽が走ってくる。
その動きはめちゃくちゃ速く、2本の短剣で次々と攻撃しながら蹴りを織り交ぜてくるから、俺は……防御するしか出来ない。
コイツ……、こんなに強かったのか!
「んふふ~、まだまだこんなもんじゃないからね」
切り上げからの裏回し蹴り風にかかと落とし、からの、回転切り、からのハイキック、してきたかと思うと三段蹴り。
動きはめちゃくちゃで複雑な連続攻撃。でも、その動きからはやっぱカズの影が見え隠れしている。
めちゃくちゃな攻撃って訳じゃねえ、確実に相手を追い込んでぶっ潰す連携になっていやがる。
隙を見せた瞬間にやられる!
美羽の動きが更に速くなると、旋風脚からのサマーソルト。動きがトリッキー過ぎてマジで防御するか距離を取るしか思いつかねえ。
しかも一撃一撃がかなり重い。
ヤッべっ!
「あはっ!」
思ってるそばから俺はミスをした。
美羽の蹴り技をどうにかしなきゃって思ってたら、俺の剣をわざと蹴って踏みつけ、その一瞬に、美羽の膝蹴りが顔面に入った。
「ガッ!」
更に、通常のサマーソルトキックの逆バージョン、裏サマーソルトで俺の顎が美羽の踵で蹴りあげられた。
つまり、裏サマーソルトがなんなのかって言うと、本来なら正面からする蹴り技がサマーソルト。でもその逆で、美羽は俺に背を向けた状態からのサマーソルトを叩き込んできたんだ。だから裏サマーソルト。
んで、その瞬間はかなりヤバくて、意識が飛びそうになっていたけどどうにか保つ事が出来た。
「はぁ…、はぁ…、はぁ…」
マジキッツい……。
「さすがノリちゃん、これでも倒れないか」
ちっ……、平然とした顔で言ってくれるぜ……。
激しい動きをしてる割に、美羽の顔からは全然疲れが見えない。その逆に、俺の体力がヤバかった。
エグイなぁ……。
すると美羽は2本の短剣をしまうから、何をするんだと思っていると。
「んじゃ次はこれかな?」
「……はい?」
懐から銀色の塊を出したのを見て、俺は青ざめたのが自分でも分かった。
「ダイジョブ大丈夫。ちゃんとゴム弾に装填代えてるから」
……そんな話しじゃねえよ。
美羽が取り出したのは"ベレッタM92FS"って名前の銃だ。
さすがにそれはねえって感じで俺は猛抗議するけど、美羽にしたら「パートナーと魔法は無しなんでしょ?」って言われて、何も言えなかった……。
確かに言ったけどまさかそんなもん持ってるなんて俺は知らなかったんですけど?!
「んじゃ、行くよ!」
……察しの通り、俺はこの後直ぐ、ボロクソに負ける事になる。
美羽は二丁拳銃を巧みに使いながら、またトリッキーな動きと攻撃で俺はボッコボコのフルボッコにされました。
いつの間に扱えるようになってたんだか知らねえけど、それもまるでカズの技術って感じがしてならなかった。
でもカズだったらもっと上手いだろうな。
カラミティー・ドラゴンの幼体を無事、手に入れたのは結局、美羽となりました。
スキルを考えるに美羽、あるいは沙耶あたりが相性が良いと思います。故に、美羽のパートナーにしてみました✨
では、また次回に♪