魔王の俺が冒険の度へ! #1
「魔王様。旅のご経験はもちろん初めてですよね?」
(当たり前だ!!温室育ちのひよこだよ!)
「うん。まったくない。」
「では、まずはルールを決めましょう!」
「ルール?」
レイはそう言うと指を3つ立てた。
「まず、1つめ、ココから先魔王様で本人だということを、バレて行けない。
2つめ、魔王様自身の力を復活させる為にあらゆる敵と戦ってもらいます。
3つめ、魔王様の力を目覚めさせるのが、主旨の為、私は殆ど戦闘に参加しませんが」
「え!!」
俺は3つ目の話を聞き挙手した。それは却下された。
「話は最後まで。参加はしませんが、お命が危なく場合のみ助太刀致します」
「なーんだ。そういう事か。びっくりした!」
俺は胸を撫で降ろし笑った。
しかし、笑った俺にレイは厳しい言葉をかける。
「何か勘違いされているようですね。」
「え?」
「私は悪魔でも手助けするだけです。解決をしなければ行けないのは魔王様です。この意味わかりますか?」
「……えーっと。やばいやつはレイが倒してくれる?」
「違います。相手の弱点や回復など補助をしますが、基本は魔王様が倒すという事です。もちろんレベル違いの化け物・戦士に関しては主力として戦闘に入ります。死なれたら困りますので」
「わ、分かった…でも、俺武器も何も無いよ…」
「ご安心を私を突き刺した剣があるでは無いですが! まずは、アレを自在に触れるように訓練致しましょう」
(訓練か…やだな…)
「いいけど訓練は日中にお願いしていい?」
コレを聞いたのにはある理由がある
「いえ訓練は夜に行いましょう。日中は食料や情報収集などに費やしましょう。後は夜のほうが訓練に私が向いておりますので」
夜のレイ…俺はコイツがだいの苦手なんだ…
つづく
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