まずは見方を騙す!! #5
黒い煙に包まれた俺は、何も感じなかった…
俺は死んだのか…? 何も感じない。死ぬ前にしたいことが沢山合ったのに…
彼女作ったり、多くの美獣とフムフムしたり、嫁を作ったり
「……魔王様」
沢山の胸に囲まれて最高の時間を過ごしたり、彼女作ったり、捧げてない貞操を…
「魔王様!! お気を確かに!」
子供のように丸まって、今生への後悔を抱いていた俺を誰かが揺する。凄く聞き慣れた声、違和感を感じるほど聞き慣れた声。
俺は揺すられる振動で目を開いた。
「魔王様!」
「…え?」
「気づきましたか。では、早速…」
「ちょ! え? 何で? え…」
俺の目の前には真っ裸な俺がいた…
「どこか変な所ありますか?」
目の前の俺に似たそいつはキョロキョロ自分の身体を見つめ確認する…
「いや、違う! お、俺がなんで…」
そう言うと、男は俺を見つめ、しばらく間を置いて
「あ、魔王様。私です。ハイトです! コレは魔王様の今後を考え姿をお借りしました!」
なんとも変な気分だ…目の前に自分が居て、鏡とは違い自立した意思で行動している。声も全く同じなのが更に違和感でしかない。
(それにしても…何で全裸なんだよ!!!!)
「ハイトどうでもいいけど何で服を来ていないんだ?」
「私の変身した姿に違いあれば修正が必要なので、お間違いはありますか?」
そう言われ俺は見たくもない自身の全身を確認したが、自分の身体なんて普段あまり確認した事の無いから正直わからんが、しいて修正するならやっぱりココだ!!!
「そうだな…しいて言うならココがちょっと小さすぎるな。」
俺はそう言ってハイトの性器の部分を修正指示に出した。
「そうですか? 私の模倣はかんぺ」
「いいや! 全然サイズが合ってない!」
「でも、魔王様は」
「持ち主の俺が言ってるんだ! 間違いなくサイズ違いだ! 早く…ッブハ!!!」
俺が言い終わる前に、後ろの大扉が開き。俺はなぎ倒された。
「魔王様! 申し訳ありません!」
後頭部からはレイの声が聞こえて来た。
俺はコブ付きの頭を抑えながら、レイに抱き起こされた。
「ところでレイ。私、魔王様に模倣したけど何処か違う所ある?」
そう言うとハイトはレイに、俺を全裸に模倣した姿で聞き出した。
「ちょっ!! 止めろ! 恥ずかしいだろ!!」
俺はあまりにも恥ずかしい現場にハイトの股間を隠そうと近寄るが…
ハイトは俺をサラリと交わし…
「魔王様がココが小さすぎると言うんだけどどう?」
レイはまじまじと俺の股間を見ている。
(やめてーーーー!!!! どんな羞恥プレイなんだよ!!!!)
「いいや。魔王様のサイズだ。」
(なんでそんな事を知ってんだよ!!!)
「嘘だ! 第一レイは俺のサイズなんて知らないだろ!」
そう言うとレイは、ッフっと笑い。
「魔王様。私は側近ですよ。魔王様の事なら何でも知っていますよ。」
「…え????」
なんだろう…魔獣とは言え美女二人が俺の裸体を見て、何もかも受け入れているこの感じ…
何故か俺の中心が熱くなっていくような…羞恥から始まる魔の扉がこの先にあるように……
「そんな事はいいとしてハイト魔王様を服を早く」
「では、魔王様」
二人は俺を見て近づいて来る。
「え?」
「服を脱いで下さい」
レイは俺にそんな意味の分からない事を言いだした。
「ええええええ? いやいや、模倣すればいいだろ!」
「それは無理なんです! 魔王様の洋服は魔王の力がありますので。ですから、脱いで下さい!」
ハイトはそう言うが断固拒否だ!
「そんなの知らん!」
俺が走り出そうとした瞬間
「魔王様ご無礼をお許しください。」
そう言うとレイは俺に息を吹きかけ、とたん俺は全身が固まってしまった。
「では、失礼。」
意識がある中、俺は目の前の美獣ハーピー・レイに衣服を脱がされて行く…身体は固まっているが、肌に触れられる感覚。
一枚一枚脱がされていく敗北感と羞恥の間、時折当たるレイのふっくらした胸の丸み…
(あああああああああああ! 駄目だ~~~~~邪心が!!!!!!!!!!!)
つづく
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