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まずは見方を騙す!! #2


 レイの言葉で、重い鉄製の大扉は大きく軋みながら、ゆっくりと内側に開いていく。


「さ。魔王様お入り下さい。」


 血のように真っ赤に染まった絨毯は、玉座まで途切れる事なく伸びている。

 ゴブリン達が絨毯を囲み俺にひれ伏している。

(言っとくけど俺、君たちより弱いよ。)

 壁の端々には、歴代の魔王達が葬った名のある勇者達が石像に変えられ、苦痛の顔を浮かべて飾られている。

(ほんと悪趣味な事だよ…)


 玉座前に俺が到着すると


「少々お待ち下さい。」

 

 レイはそう言うと掌を叩いた。

 その合図で数人のゴブリンが俺の前にやってきて、四つん這いなる……


「ご準備出来ました。さ、魔王様!」

「うん。いつも悪いね…」


 俺はゴブリン達の背中を歩き玉座に着いた。

 なんでこんな悪趣味な事をするかと言うと…玉座の高さは約3メートルもあるのだ。

 俺の身長は175cmしかなく飛んでも跳ねても自力じゃ、玉座には座れない。

 

 一度、レイが俺を抱っこして載せてくれた事が合ったが今後はしないように俺が頼んだのだ。

 俺が断った時レイは

「大変申し訳ありませんでした。私のような物が魔王様に触れてしまうなど、とんでもありませんでした。」

 っと、深く詫びを入れていた。

(いや、違うんだよ)

 あ、紹介していなかったけど、レイは俺の側近で鳥人。いわゆるハーピーという奴だ。

 ハーピーは女人の魔獣で、特徴的なのは背中に生えた大きな翼だ、特にレイは特別な力と容姿をしている。


 色白な肌に吸い込まれそうな淡いピンク色の瞳、背中まで伸びた黒髪にその両肩からは天使のような真っ白な翼が神々しく生えている。

 そして何よりメロンでも入っているんではないか? っと、思えるほどの大きな胸だ!!!!

 そんな物に包まれ飛ばれでもしたら…たまったもんじゃない!!!

 

 そんな側近がいればウハウハだろうって? そうなんだよ。それだけならウハウハなんだけど。

 さっきも言ったけどレイは特別なハーピーなんだそれは…


つづく


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