5入学式
短いです。
うぅん…国王様の挨拶長いな…
今、絶賛入学式の挨拶中です。
学園に来て驚いたのは、校舎がとてつもなく大きくて綺麗だった事。まぁ王都だからっていうのもあるかも知れないけど驚いた。
後は理事長兼校長が国王だった事。
急に時間飛んだな!という其処の君にここ数ヶ月で変わった事を説明しよう。
まず、私の身は割と変わった。
私は自分の身を守るため。本当の姿を隠す必要がある。
だからと言い、だいぶ前に家具を買いに行った時の様にフードをずっと深くかぶっておく、と言うのは学園では無理だ。なので、ある事をした。
今私の肋骨の中心ぐらいの皮膚には赤い宝石が埋め込んである。
ある日土の精霊がくれた、"血の石"という人体と密接な関係を持つ。詳しく言うと血管と血管の間にその石を挟むとその石にも血液が流れるようになり、体の一部となる。という高価な石だ。(と本に書いていた。)
その石に、魔力量減少と幻術そして、六大魔力の魔法は氷しか使えなくする魔法。あ、光魔法も使えない様に魔法式を組んだのを付与し、体と一体化させた。
だから、私の体の表面から宝石が覗いているのだ。
そして、今の私の魔力量は魔力量減少の効果により、通常の3分の1。えーと、多分 竜人の貴族と同じくらいの量。
そして…そう!幻術の効果により、ただ今の髪と瞳の色は!ドゥルドゥルドゥルドゥルドゥル…デン!
オリーブブラウン!普通の髪色!後ろの髪は肩甲骨ぐらいまで伸び、前髪は目にかからない長さ。
ここ1カ月はこの血の石を付けているので、食堂でご飯を食べれてます!
普通の髪色 瞳になったので、皆も迷子の子という事で、疑わないだろう。という事で許可が降りました。
うん、確かにあの銀髪の輝く髪は只者じゃない雰囲気出てるよね。
あっ!そうそう、制服の説明をします。
私たち小等部は白のカッターシャツに膝丈の藍色のフレアスカートが指定。それに個人でローブなど羽織るという感じ。ここの羽織の部分で貴族と平民の差が出るのだ。…そう。この学園、貴族と平民が共学だ。
そして、今年の入学生にはこの国の王子もご入学されるのだとか。
やっと、長い国王様の挨拶が終わったよ。次は…ん?あ、もう終わりか!じゃぁ、次はクラス発表の掲示板を見て、クラスでのホームルームで終わりか。
う〜んちゃんと友達出来るかな…
これから、ここでの学園生活が始まった。