ぐるり皆縁戚
ぐるり皆縁戚
従兄弟達の結婚式の様子についてはこれからも書き進めていくが、従兄弟達が適齢期となってその都度結婚式に呼ばれ頻繁に大町を訪れるようになり、段々と従兄弟達の顔も分かるようになっていった。
そして、正一おじさんの長男武文さんが結婚(これまた商家の娘、あまり器量は良くない)した際の宴席で分かったことがあった。地元ではさして驚くことではないかもしれないが、列席した人達を辿っていくと皆縁戚なのだ。大町市は栗林姓が多い、発祥は越後だが、この信州大町ではこの姓が強い、この強みを活かして着々と地縁、血縁を広げてきた。
だから従兄弟達の結婚式は盛況で市長が出席するのも度々だ、ま、逆に云えば市長も顔を売ることが出来るので、双方にとってメリットだが。
私にはとっては驚きだ、私の結婚式についてはまた別の稿で書くが、何しろ派手の一語に尽きる、むしろそれを狙っているかのように派手だ。何度も書くが、結婚を強力な武器として、勢力を拡張している。この伝手は強力だ、地元で働くにはこれがなくては、都会では考えられないが、これが田舎というものか(馬鹿にしているつもりはありません)。
最初の上條家の娘は美人で、将憲君も背が高く美男美女の取り会わせで見栄えが良かったが、その後実利一辺倒、皆顔より家柄を選んでいた。勝おじさんには、長女、長男、次男の子供3人。
親父の遺骨を納めに初めて大町を訪ねたとき、その従兄弟達にあったが、長女の方は丁度二十歳でなかなかの美人だった、その時周辺を案内して貰い海野地方を廻ったとき、栗林家にその地名が少し関係していると聞いた。ま、最初に言ったようにその真偽は定かではないが。最初の結婚式でその長女の方にあったが、もう既に小学生の母親となっていた。




