友達がストーカー
「なぁののか。そういや学校の不思議な現象ってたしか夜中の12時だったよな」
急に学校の不思議の話を聞く。
「うん!深夜12時に起きるよ。なんでそんな事聞くの?」
「ほらお前、学校の不思議な現象を見たいって言ってたじゃん。だから今日学校に忘れ物を取って、12時までおって、その現象を見ようかと思って」
「え~本当」
嬉しそうな顔でこっちを見てくる。
「あ、あぁ」
ののかは自分の腕時計を見て
「今10時だからまだいけるね。ここから駅に乗って学校に着くのがだいたい1時間かかるから間に合いますね」
「そうだな!じゃ早く学校にいかない・・・と?」
・・・
急に俺は立ち止まり、後ろから誰かに見られてると思い、後ろを振り向いた。
「どうしたの?早くいかないと」
「ののか。俺たち誰かに見られてると思うけど」
え?
私は周りを見て探す。
「そんな事ないと思うよ。だって家からまだ3分しか歩いてないのよ」
「そうだけど。なんだったんださっきの気配わ」
そのまま誰かにつけまわされ、5分経ち駅に着いた。
「着いたよ。早く行かないと見れないよ」
「やっぱ誰かに見られてる。ちょいまってな」
ちょ、ちょっと!
俺はその場から離れ、気配を感じる方に走りだした。
気配を感じた場所は先ほどいた数メートル離れた郵便ポストの方に走り出す。
「ちょっとまってよ!誰もつけてきてない・・・て。え?」
すると郵便ポストの後ろから人影が現れ、とっさに逃げていく。
「お前か。さっきからついてくるのは」
この野郎。
俺は自分の靴を取り出し、逃げている奴に自分の靴を投げ、うまくその人の頭に当たって、転んだ。
痛て!
はぁ~はぁ~。この野郎俺から逃げれると思ってるのか。
「ねぇ~竜ちゃん大丈夫?」
「ああ大丈夫。それよりこいつが誰だか見ないと」
俺は逃げていたやつのサングラスとマスクを取り、正体を見た。
「あ、お前佐藤」
なんと俺たちをつけてきた奴は、なんと同じクラスの佐藤だった!
「なんでお前が俺らについてくるんだ?」
「いや~ばれてしまったね。さすが竜だわ」
ばれたのに、俺らの方に笑顔を見せ、笑い出す。
「なにがばれただ。家からついてきてお前ストーカーかよ」
「ストーカーねぇ!まぁそうなるよな。でも俺はストーカーじゃない。お前たちを止めに来ただけだ」
・・・・・。
「え。」
二人そろって言い出す。
「どういう事なの佐藤さん。止めに来たってなんのことなの」
「家についてるのにまだ制服だし、怪しいと思ったんだよ。それに今の時間で家に出て、駅の方に向かってるから俺の予想だけどお前ら学校の不思議現象を探りに行こうと思ってるんだろう」
すべて佐藤に見られ、ばれてしまった。
「あぁそうだよ。でもなんでお前が俺らを止めるんだよ」
「そうね。ただ学校の不思議現象を見るだけなのに止めるっおかしいよね」
「今から学校に行くな!ただそれを注意をしただけだ。それでも行きたいなら勝手に行ってしまえ。
じゃぁな。」
「まって佐藤さん。それはどういう事なの。なんで今の時間になったら学校には行ったらだめなの」
私は佐藤さんに話かけた。
「へぇ~俺たちを注意をして、それでお前は帰るんだな。そんなに学校の不思議の現象を怖いんだなお前。
でもな、今から学校に行くのは俺たちだけではないぞ」
「え?」
「お前ら以外も学校の不思議の現象を見に行くやついるのか。行くやつの名前知ってるなら教えろ」
慌てて声をだす。
ニヤッ!
口元がにやけて
「お前だよ佐藤。」
・・・・
はぁ?
「なんで俺がお前らと一緒に行かないとダメなんだよ」
「おいおいそんな事言っていいのかよ。俺はお前の恥ずかしい写真を学校中に流してもいいんだけどな」
俺はポケットからスマホを取り出し、佐藤に見せた。
「恥ずかしい写真持ってないだろ。それに俺はお前とそこまで仲良くないし。でたらめな事を言うなよ」
俺は佐藤の方に歩き出し、写真を見せた。
「じゃ恥ずかしい写真1枚だけ見せよう。ほらよ」
俺は恥ずかしい写真の1枚を見せた。
「な?これは」
佐藤に見せた写真は、今さっき強い風が吹き、中学生のスカートがめくれパンツが見え、その見た佐藤の表情がにやけている写真だった。
「な?これはいまさっきの・・なに勝手に撮っているんだよ早く消せ」
写真を消してほしくてスマホを取ろうとする。
「やなこった。そんなに写真消して欲しいならお前も俺と一緒についてこい。そうだったら消してやるよ」
「くそ!もうしかたねぇ。わかったよついてあげるよ。ただし学校に着いたら俺のいう事をちゃんと聞けよ。
聞かなかったらお前ら・・死ぬぞ」
・・・・・・
「え。死ぬってどういう事だ」
「その話は電車で話すぞ。さぁ早く乗るぞ」
佐藤に引っ張られ、電車の中に入れられた。