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超常現象研究部にようこそ  作者: たっくん
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3日間のごはんが掛かっている

「ののかの野郎!俺の休憩時間を使ってあの意味不な部活に行かされるのは勘弁してくれよ。

まぁののかに部活紹介をしたのは俺だけど・・・」

自分は自業自得をして落ち込む。


「え~この問題を解いてもらいます。え~と嶽本くん」

ブツブツ・・・

「あの・・嶽本くん?」

ブツブツ言いながらなにやら考えて、教師の声が聞こえてない。

「じゃ代わりに松井さん」

はい!

授業中に考え事をしていて1限目の終了のチャイムが鳴り出す

キーンコーンカーンコーン!


では授業を終わります。明日テストありますので勉強をしてください。

「テストだと? やばいやばい忘れてた。次のテストが赤点になったら3日間ごはん抜きの事忘れてた」

慌てて混乱をする。


「くそ!いきなりテストと言われたら勉強しないとだめじゃん。今から勉強しても3日間はかかる。

こうなったら、あれしかない」


俺は立ち上がり、ののかの方に歩き出す。


「ののか。ちょい来てくれ!」


「え?うん」


見てあれ。不良の嶽本が学年一の海原さんを連れ出している。

海原さん可哀そう。

なにされるんだろう。

絶対へんな事する気だわ。


不良の嶽本が海原さんを連れ出し教室のみんなが怒り出す。

「おいののか。お前まだみんなに俺たち幼馴染の事言ってないのか」

「言ったんですけど・・」


時間をさかのぼり数日前。

「え~海原さんってあの不良の嶽本の幼馴染なの。」

「そうだよ。小さい頃いつも遊んでいたよ」


・・・・・


ぷっ。

「ははは。もう海原さん冗談はやめてちょうだいよ。いくらなんでもあいつに庇うのはそこまで冗談いらないよ」

「いやいや本当なんだよ」

「いやいやありえないって。あんな不良が学年トップの海原さんと幼馴染って。それはありえないよ」

「いやいや本当だって」


みんなに私と竜ちゃんは幼馴染と言ったけど、みんなに信じてもらえないままなっている。


「なるほどな。皆に幼馴染と言ってるけど信じてくれないんだな。」

「そうなの」


「まぁいいじゃねぇか!ほっとけ」

そのまま教室にでり、階段の方に向かう。


「で、話ってなに?」

「あぁ、お願いがあるんだ」

お願い?


「明日テストあるじゃん。それで昼休み図書室で勉強教えてくれ」

「無理」

「即答かよ」

即答に言われビックリした!


「頼む!もし明日のテストが赤点だったら3日間ごはん抜きなんだよ」

「いいじゃん」

「いいじゃんじゃねぇ~よ。3日間俺は空腹のまま学校にきて勉強されるのは勘弁だよ」

「学校で勉強って。いつも授業中寝てるのによく言うわね。」

「うっ、まぁそうだけど」

本当の事を言われ落ち込む。


「まって。じゃ今日の昼休み超常現象研究部に行けないじゃん」

慌てて俺の方に振り向く。


「まぁそうなるよな」

「え~今日行きたかったな」

「超常現象研究部なんていつでもいけるじゃん。テストなんて数か月に1回あるし俺のごはんも掛かっているんだから」


「はぁ~。はいはい今日は竜ちゃんのために勉強教えるよ。それに私のごはんもなくなるし」

「おいそこはなんか違うぞ!」


「はいはい。じゃ今日の昼休み図書室で集合ね」

おう!


話が終わり教室の方に帰った!


海原さん大丈夫?なにもされていない。

「え、えぇ」

あの不良学年トップに手を出しだらゆるさない。


たちまち問題児の嶽本に悪い方に言われている。


「くそ~またこの展開かよ」

小さい言葉でぶつぶつと言う。


では授業を始めます。初めに35ページを開いてください。


「くそ俺のごはんが掛かってるし頑張らないと」


うっ。なぜか嶽本くんに視点が刺さる。

教師は嶽本くんに視点され、おびおびしている。


それから休憩時間までの授業中の教師は嶽本くんに目つきの悪い目で視点をしてくる。

「よし、休憩時間になったか。」

数学ノートと筆箱を持ち、教室をでて図書室の方に歩きだす。


ガララッ!

扉を開き図書室に入る。


「え~と、ののかはまだ来てないか」


テーブルを見つけようと歩き出し、テーブルに座ったら周りの人たちは嶽本くんから約10メートル離れていく。

「おいおい俺みんなに避けられてるじゃん。

まぁ避けるのはほっとこ。ののかが来るまでにちょい勉強するか」


ノートを開き筆箱からシャーペンを取り、勉強を始める。


・・・・・


「失敗した~。教科書持ってくるの忘れてしまった。勉強するのに教科書忘れるってノートとシャーペンで何ができるんだよ。

くそ教室に行くか」

忘れ物をしてしまって立ち上がろうとすると


・・・


ドンッ!


上からなにやら落とされた音が聞こえた。

よく見ると数学の教科書だった。


「あれ?教科書なんで上から。あ、ののか来たか」

教科書を落としたのはののかだった。


「教科書忘れ勉強ってあんまり変わってないねその性格わ」

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