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超常現象研究部にようこそ  作者: たっくん
3/6

学校の噂

「また君かね。毎日毎日のように遅刻早退を繰り返しあげく授業中に居眠りとは。

授業中に居眠りしてこの結果とはいい度胸だな!どうなってんだええ!?」


ブツブツブツブツ!


小さな声でなにやらブツブツとしゃべり始め態度を悪くとる。

はぁ~。

「少しは反省しなさい!反省文5枚書くまで帰る事は許しません」

くそっ!


イラついたまま職員室をでた。


黄泉神高校1年

嶽本竜たけもとりゅう


高校に入学して俺は学年の問題児と言われている。

うわっあいつまた先生に呼ばされてるし。

何あれ目つき悪すぎ!


「あぁ?」


ひぃ!


1階で嶽本竜の悪口を言い、悪口が聞こえ俺は悪口を言っている人に顔を向けた。

悪口を言った人はこっちに見られていて教室の方に走り出す。


くそっ。


「あ~学校おもんねぇ~な。楽しい事ないのかよ」

独り言を言い自分の教室の方に歩き出す。


タッタッタッタッ!


「おっはよ~竜ちゃん。また先生に呼ばされてるの。ばっかだね~」

ガツン!

急に頭の方に重い物に叩かれた。


「痛ってぇ~。誰だ朝早く喧嘩売ってるやつは!?」

後ろを振り向くと俺の幼馴染の海原ののかだった。


「ののかかよ。それより頭の方になんかに叩かれたけどなにで叩いたんだ」

質問され、ののかが鞄を俺の方に向けた。


かばんだよ」


「それかよ。痛てぇんだよそれ。次それで殴ったら明日の晩ごはんピーマンの料理をするからな」


「えぇ~それ嫌だよ。私がピーマン嫌いって知ってるのに出すなんて最低だな竜は。もう次からは鞄で殴りません許してください」


俺の方に顔を向け謝る姿を見せてもらった。



「よし。いいだろう許してあげよう」

ありがと!竜は優しいんだね」


「そんなことより早く教室に戻るぞ!」

「そんなことよりって、私謝ったのに~」


「それにちゃん付けはやめてくれよ。恥ずかしいだろ」

「えぇ~いいじゃん。こっちの方が可愛いし昔もちゃん付けしたじゃん」

「あぁそうですか。でもちゃん付けは二人の時に使ってな。教室で言われたらこっちが恥ずかしいから」

「は~い!」


黄泉神高校1年

海原ののか

俺の幼馴染で家が隣いわゆる腐れ縁ってやつ。

子供の頃はいつも一緒で遊ぶ事も同じ。


俺はののかと一緒に教室の方に歩き、俺の方に喋りかける。

「あ、そうそう竜ちゃんこの学校の噂知ってる?」

「学校の噂?どうせしょうもない話だろ。トイレの花子さんとか音楽室の絵画が動き出すとかだろ」

「そんなへっぽこな古い話と違うよ」

へ、へっぽこってそれ、女子が使う言葉じゃないだろ


「先輩から聞いた話なんだけどこの学校には夜中12時に鐘の音が鳴り響くの。

でもそれがおかしいのよ。学校には鐘がないんだよ。


その噂が本当か当時の先輩達は夜中に学校に行ったんだって。

学校に入り鐘の音は誰が鳴らしてるか正体を探し始めたの」

怖い顔で噂の話をするののか。


「へーそうなんだ。はいはい」

へんな話を聞かされ眠たそうな顔。


「ちょっとへんな話じゃないって。ちゃんと話聞いてよこの後がすごいんだよ」

「へいへい」


「それで学校の中に入り、学校中探したの。しかし学校には俺たち以外誰もいなかったの。

誰も居なかったから学校を出ようと門の方に行ったの。しかし学校の門を出ようとした瞬間


コーンコーンコーン!


学校の方から鐘の音が鳴り響くの。

学校の方に振り向くと4階の方から黒い黒影が見えたの。

俺たちはその黒影の正体を誰がしてるか学校の中に入り、4階に行ったらしいの。


4階に着き黒影の正体を見た部屋に行ったの。

しかし部屋に入ったけれど誰一人いなかったの。隠れてると思い人間一人隠れる場所を探したの。


結局誰も居なかったの。もう時間も遅いから部屋を出ようとしてけれどドアが開かないの。

思いきり力を入れてもビクともしなく俺たちは部屋に閉じ込められたの。


それからはどうなったかは先輩も知らないらしいの。

どうこの不思議な話」


「不思議だけどののか、話長すぎる。もう教室に着いたぞ」

「あ、あれ?もう着いたの。早かったね。じゃ今日の夜学校に入りその現象を見つけようよ私たちで」

嬉しそうな顔で俺の方に向ける。


「嬉しそうな顔しても意味ないから。俺はパス」

無理と答え俺は自分の机に座った。


「おねがいよ竜ちゃん」

「教室でちゃん付けはやめろ!」

「だって竜ちゃんが一緒に行ってくれないし」

「そんなに知りたいならな、超常現象研究部に入れよ」

「超常現象研究部?」

超常現象研究部ー

それは奇妙な事が起こり、現実ではありえない事が起こりだす不思議な現象。

ネッシーやUFO他それぞれ嘘か本当にあるかわからないためにその現象を探すために超常現象研究部がある。


「超常現象研究部に入ったら学校の不思議な話を聞いてくれるんじゃないのか?」

「へ~そんな部活あったの。なんで竜ちゃんはそんな事知ってるの?」

ギクッ!


なぜ俺は知ってかそれはののかはホラーが好きだから調べていた。

「ほ、ほらののかってホラー系好きじゃん。だからなんとなくホラー系の部活があるか調べてたの」

「え~本当にですか?」

「本当だよ。ほら授業始まるから早く自分の机に戻れよ」

「わかったよ。じゃ昼休みその部活に見に行こうよ」

えっ?


俺の昼休みの時間がののかに取られ超常現象研究部に行かされる。

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