ナキアの過去と呪い
残酷な描写あり
第10章【how liveing in this world? 1】
「ナキア、この世界で生きていける気がないよ...」
*マスター...?
*・・・
「そうやって黙りこんで...元の世界に還せ!!!」
*今までの私のマスターは皆そうでした。自分の弱さも知らずに"あのお方"に挑んで死にました。でも、あなたは違います。あなたこそ...いや、あなただけが私の「最後」の希望なんです!!!
「どういう事だ...」
第11章【how liveing in this world? 2】
*私たちの種族はある「呪い」がかけられています。その名は...
ー破滅の呪いー です...この呪いは種族全員にかけられています。この呪いは、10人の担当したマスターが死ぬと効果を出します。自分も死んでしまうのです...
第12章【Nacia´s Memory】
*私の遠い遠い先祖がこの世界の王になろうと戦争を起こしました。しかし、"あのお方"の二代前の前々代界王「アヴェイン・ルフォルカス」に敗れ、我ら一族に2つの契りと1つの呪いを掛けました。
・この後の皇代を"あのお方"と呼ぶこと
・ドンだーの奴隷となること
・ー破滅の呪いー
*私は一人っ子...父は奴隷になることに反対して死刑、母はそれに伴い同罪で死刑となりました。
第13話【Nacia´s Memory】
*私たちは形がありませんが、具現化魔法で具現化出来ます...ここから先は残酷すぎる話ですが、聞いて頂けますか? ナキアが聞いた。
「ああ」
*はい、では話します。その後、死刑宣告を受けた母の胎内に赤子が居ることが分かりました。"あのお方"は強い怨念を持ち、まだ胎内にいた私に「背水の呪い」を掛けました。この呪いは破滅の呪いの効果を2分の1に早めることが出来ます。結果、父は先に殺されました。母は4年の猶予を受け、私を4歳まで育てることが出来ました。
*そして、父が公開処刑されてから4年。この間、母と私は虐められ、多くの涙を流しました。そして処刑場に行き、目の前で母が死ぬ姿を見ました。頭から血が流れ、手は潰されて...最後に母は「ごめんね、先に行くよ。一人でも、強く、優しく生きるんだよ」と言い、殺されました。それから12年が経ち、マスターのお供として旅を始めました。背水の呪いで私は5人マスターが死ぬと、死にます。私がお供したマスターは自分の愚かさ、弱さに気付かずに、"あのお方"に挑んで死にました。貴方が、私の「最後」のマスターです。
m(__)m