第一幕「序章」「黒髪の乙女がなびかせる桜の時期」
第一幕「序章」「黒髪の乙女がなびかせる桜の時期」
藤本 智大 ジョン 著
最近と書店に行くとやたら名前の長い表紙が目に付く
これが最近流行のライトノベルというものらしいが私としては
少し分かり難いくらいがミステリアスでいいと思う
といいながら近くのかごを取り寄せ最新の何巻かを入れるとレジに向かうその間に最新の文庫なんかをチラ見するのだがその中に妙な本を見つけた
そのタイトルは「ブラックデューイング」著者イタチコーポレーション
しかしその問題は本で無くその本を食い入るように長身を屈めて見入っている人間にあった
茶色いヨレヨレのコートで全身を包み
髪は軽く刈っているがコートと同じくらいヨレヨレであり
更に言うなれば
、映画レオンのジャンレノのまるぶち眼鏡みたいなのをかけているをかけているせいでそれがただの一般人と言うよりは
浮浪者か、又は狂ってしまった芸術家かぶれにも見えなくはない
それこそ無視してレジにでも向かえばよかったのであろうが
どうもその人と相まってその本がどうしても気になりだした
そうなるといよいよ発作的にそれが見たくなり
奴が居無くなるのを遠目に、余り読まないティーン雑誌やらファション
誌見ながら窺う
しかし一時間に時間たってついには三時間に突入しても奴はいっこうに動かない、それどころか微動だにせずそれを見ていた
ついに私はキレた
花の女子高校生の三時間を只見張らせるだけに潰すとは
私は躊躇無くその男による
よく三時間も店員の攻防を成し遂げたものだと多少のおそれを抱きながら私は彼の目が睨みつける単行本に手を起きそれをとる
その瞬間難の気の迷いか私は聞いてしまった
「何でそんなに見ているのですか」(私は日本人なのでクエスチョンマークは使わずに)といった。
それは子供や又は女子高校生ぐらいまで許される
逃げのある態度だったとしたら私自身を許せないがしかし
それはそういう社会一般常識行動をしなくてはならないような緊急と重要
があると判断したからだ
すると、
それはカナリヤのような細い声で
更にそこから紡いでいつだろう唇は肌と同じ真っ白を思わせた
「それ、買うのですか」
男はどこか掠れて私をみた
それは三時間も戦い抜いたとは思えないほど弱々しく
心配するほどの物であった
「あーえーと、、、買うんですかこれ」
そう私が言うと男はしばらくまるで金縛りにあったかのように身体を
振るわせたがようやく何らかの答えを出したかのようでまたあの声で話す
「うん、でも」
私は合図ちのように繰り返した
「、でも、、、、」
「でも、」そこで男は言葉を切り、さも重大発表かのごとく
「かねがないんだーーーーー」
私とソイツのファーストなコンタクトにして
悪魔との契約のごとく心臓まで鎖というなの腐れ縁に縛られた瞬間に思う
それから数日がたった
あの奇っ怪な変人など忘れ優雅に苦しい高校生活をエンジョイしていた
季節は夏休み当日、すなわち、ソフトクリームみたいな雲すなわち入道な雲が、山向こうから攻め居るように沸き、その陰というか背景の青さはどこまでも沈みゆく深海の青にも似ていた、テレビや図鑑でしか見たことはないけれど
そんなある日も宿題と宿題と宿題と残り七割の朝日で消えていく
そのせいで精一杯、楽しもうとする忙しい心は、あの変な男の入る容量など等になく、すぐさま削除ボタンをクリックしたに決まっていた
しかしそれは実にしぶとくウイルスのごとく蘇った
そうあるキーワードで復活を遂げるように
それは目の前に現れた
私は夏休みも佳境に入りいよいよ宿題も佳境には入った
そこで暑いだけの家から避難してこの田舎で唯一の
オアシスなる「飯田山市民図書館」に大荷物一つ持ち
電車を横目に汗水垂らしながらようやく到着した
よくよく考えてみれば+も-も0になりそうだがしかし気分転換という項目上私は無謀にも、決行したのだが
運命を信じない超否定的ロマニストな私だが
しかし悪運ないし大凶のような最悪の厄日のような物は信じてしまいそうであった
「やー木島零個君」その実に軽快な声は
教頭にして、同人誌クラブ顧問 「青谷 木新」アオタニ キサラ
先生だった
「‥‥‥っあ、センセイナンデマタコンナトコロニイルノデスカ」
その明らかになにやら危険を察知した私は適当に受け答えして逃げようとしたが
「実は丁度良い所に君に大事な用件があるんだ」
実に調子が悪いところに来てしまったらしく私はどうにか逃げる口実を探した結果、
「あのー先生、手伝いたいのは山々‥」
しかし私の声はその声異常に大きな教頭の声に遮られる
「実は図書館の本が盗まれているんだ」
‥‥‥、それは少し驚きの事件である
さすがに田舎とはいえ、そういうことは起きるにしても
実際に聞くと実に鬼気迫るもがある
しかしそれ以前に私に何をさせる気なのかこの禿頭は
私のような物にはどうせ、ポスター書きが良い所
少なくとも万引きGメンなる物が務まるとは思えない
「先生お言葉ですが」
その言葉を遮り先生は大げさに手でも制した
その手にはタクシードライバーみたいな白い手袋がはめられ
実に田舎と図書館では場違いな気がする
少なくとも男は軍手が精々、それ以上はよほどの素質か
度胸のある人間しかない、幸い先生は前者八割後者二割り
程度なのでギリギリセーフだろう、おかしな事に
「さて申し訳ないのだが彼と同行してくれないか」
果たしてどう言うことを言っているのかと横を見ると
あの変人風の変わった男がいた
格好は、チノパンに革のベルト、上はブルーのしましまのシャツで
少なくともこの前よりは涼しげであった
「あのこんにちは」
私は挨拶を催促されるままにまずは、とこちらから言うが
男は広い天井を眺めていっこうに聞いてない
「あのー時麦さん、時麦さん」
先生に肩を叩かれ、ようやく私の存在に気づくが
どうやら相手は私のことを覚えてはいないようで
「始めまして、」といった
しかし一瞬こちらを見て止まった気がしたが、その後との行動に押し流され塗り替えられる
「私、オカルト探偵なる物をやってます」
「‥っちょ、ちょっと待ってください、」
そういって私は先生の袖をとらえ、声を下げて聞く
「あの先生少し聞きたいんですが」
しかし先生はそこではなく
「木島君、人の自己紹介は最後まで聞きませう」と、ヒデヨシみたいな事を一手前を指さした。(人を指さすのも教育者として、、、、)
窓と思いながら又前を向くと、さっきみたいに男は天井を見ていた。
「ゴホン、時麦君自己紹介を」
どんな古い仕草だよと、「ゴホン」なる者を復活させた教頭にツッコミながら、彼を見た。
ー 時麦 最悪 トキムギ サイヤク
職業 オカルト探偵 ー 異常(以上)
全く怪しさ元気百倍である、どういう風にしたら、最悪などと言う名前を子供に付けるのだろう、だいたいその職業からして、もうなんかインチキな臭いが、シュトレーの鰯の缶詰、またまた琵琶湖のフナ寿司並に臭う
「今君はものすごく失礼なことを言っていないか」
「いや思っていないか」
そいつは二度言葉をとぎらせ言う
しかしその黒い丸眼鏡のせいで目が解らず、怒っているのか笑っているのかさえ、不明である
「いえ、思っても居ますが口には出しませんよ」
「だいたい怪しいじゃないですか、なんなんですそれ」
と逆に力んでみた。
「ふん君は気にくわない女子高校生らしい」
「教頭代わりの美人を、お願いしたい」
まるでホステスみたいだなと、小声でつぶやくと
「君は心がないのだよ」
と花の女子高校生に冷水のごとく暴言を浴びせたが
所詮変人男である、可憐な私の耳はそんな、じゃれ事が鼓膜以前にフィルターに引っかかり鼓膜を揺らすことはない
すなわち私が怒る動機は聞こえないので無い
しかし、さっきからその陽炎のごとき針金長身が目障りなので
教頭が明日の方向を見たときに
不幸の事故を装い、おもいっきし踏んでやると
「っう、ああ」
と呻いたきり大人しくなった。
これだから最近の大人は躾が成ってない
子供がしっかりしなくては、
「で先生」
私はしたり顔でこれからコイツと何をすればいいのか聞くことにした
「あーとそれなんだがさっきも少し話したがこの人を学校まで連れていって欲しい」
と言う
そこで私は盗まれているのがここ「飯田山市立図書館」
ではなく、我が高校「常盤第一高等学校」だと言うことを知った
しかしやはりそれ以前に、こいつと居ることの方が今、私、個人としてはイジメクラスで嫌なのだが
だが
先生の
「まー後は若い二人で」
と言う超絶無責任な言葉と共に見送られてしまった
果たしてあの教頭はコイツのどこにそんな信用を置き
私のような可憐な花の、、、、、
「ちょ、ちょっといいかな、零個」
あんた勝手に人の妄想に、ってだいたいなんで断らなきゃいけないの
そ、れ、に「名前で呼ぶなーーー」」
私がひとしきり、吐いて叫び終わりスッキリしたことの副作用のように
あいつの顔は、あからさまに、こいつ大丈夫なのかオーラが漏れ出していた。
「そんな心配事はいいんだよ、しかしその学校というのにはもちろん
あれはあるんだろ、いくら田舎と言ってもさ」
最後の田舎をわざとらしく言うのが皮肉っぽくてムカつくが
しかしあれとは何のことだろう
少なくともあの。二ノ宮 金二郎像は無い
怪談ならいくらでも捨てるほどあるらしいが
「無いですよ、たぶん」
曖昧に合図ちを打っておく
たとえ何であろうと、まー言わない方が悪いし聞き返すのも怠いくらい太陽が私を飯田山盆地で煎っていた
「さー付きましたよ」
おもいっきし怠く言う
なぜに夏休みのど真ん中に
宿題に精を出して今日中にこの人生数度しかないような勢いのまま
残りの五割型の宿題を終わらす予定だったのに、毎日嫌と言うほど見てきた校舎に来なければならないのだろう
果たしてこの恨み晴らさざるべきか、晴らさざるべきか
呪いの選択を一人つぶやいていると
「おい、木島君、預かっていた鍵を貸してくれ」
さっきの反省、討論の末ようやくみよじで呼んだことに安心しながら
「知らないわよ」
と半ばキレながらいってやる
時代Haアメーリカ ちょっとした事でも強気を崩さず悪びれない
それが私のずぼらさを隠すために学んだ十八年間の知恵と勇気の結晶という名の、、、、、
「そういえば君、髪留めつけているよね」
あらほめてくれるのかしら、そう思いながら奴を見ると
「ちょっと貸して欲しい」と土下座してすがるので貸してやった「自家」
カチャリ まるで漫画家映画かドラマか小説のような音がして門の前を縛っていた南京錠が軽快にさも頼りなさ下に開いた
「あっあんたそれ」
「さっ行きますよ」
そういうと奴はその髪留めを握りしめさらなる扉に向かう
もしかして私はとんでもない奴と・・・
私の脳裏に軽犯罪、十八の少女男と共に不法侵入にて捕まる
そんな記事が走馬燈よろし流れるが
今考えればその程度で済むのなら喜んで
何十何百回と新聞を賑わし、蔑まれこの町ともいえない土地を去ろう
しかし現実は待ってはくれ無い、
そして止まることはない
カチリ
その軽快な貧相な音と共に玄関の扉が開く
まるであの世に通じる門を開けたようなものだといい加減飽きてきた前振りと共に思ったのであった。
「ねーなんでそこまでして入ろうとするんですか」
私は彼の青いしましまの袖を引っ張って踏み留めるようにしながら聞く
「っえ、いや面白そうだから」
それはまるで死体を前に小躍りする小説の中の生き物のようで悪寒がゾクリと冷えた
まだ校舎は日向のせいでどこもかしこも熱気に進入を許し、
暑い
更に言うなれば私の背中を
暑さとは別の起源を持つ
「冷や汗」なる老婆臭い物が流れ、この先の老後が更に
緊迫と疲労に不安になる
(君は夢がないなー)
そんなつっこみを妄想の中までこの意味不明な変人に言われムシャクシャしながらとりあえず空想の中で法規で丸めて窓から捨ててやる
「君は夢がないなー」しかし捨てたはずの妄想が事もあろう事か現実の鼓膜を伝い響く
なんて事だ。妄想をリアルにしてしまったらしい
私恐ろしい子
そんなことを考えていたというのに、
「君はこの状況下でブツクサ言うのを今すぐストップしてくれないか」
と言い
「後そんなに妄想ばかりで愚痴を言うのはあまりにも発送の制限を狭めているとしかいいぃーよおがあぁ」
私は手袋装着の上(途中で拾った生ゴミ廃棄用)で
奴の憎たらしい、国交の境のない何でも話す
フリーダムな唇を抓るように伸ばすと
痛い痛たたた
と言って大人しくなった
所詮暴力の前には皆平等であるしかない
by生徒会
そんな物が渡り廊下を歩く私の目に通り過ぎながら止まる
実に意味不明だが流石と行っておこう
何といっても、あの生徒会の目録である、もう一度思おう
あの生徒かぁあああいの
「っふ、お返ええええええぃしぃいいだあぁ」
私は先に乙女の口を捻るさなかすぐさま天誅にと両腕を汚物フリーホールにさながらフリーホールドしたために
嗚咽が聞こえ、すぐさまトイレに走った
まったく最近の大人はこれだから
私は第二回イカサマ探偵撃退戦に勝ち鬨をうねり挙げたのです。
しばらくしてこの暑さの成果ひどくやつれた青い顔の探偵が元気なく私の後に続く
「ここです」
どこかの秘書か職員のように私はポスターで埋め尽くされるように宣伝された本の宣伝が張られた廊下に面した図書館を示した
「ここですか噂の幽霊がでるというのは」
それはこの変人奇人の安売りセールからの贈り物のような男の言葉に
別段違和感のないそれどころかこれ以外なら、逆に驚き、桃の木、物であるが、しかし今聞いたことは荒唐無稽なほらにしては少し真実めいていた
少なくとを理解できないような内容なりに日本語であることは確かだ
「どう言うこと」
担当者では無いが、いちお連れ合いなので単刀直入に聞く
「・・・・・幽霊のこと」
奴は首を傾げ聞く
「そうよ、どういう事か聞かせて下さい」
自称新聞部部長としてこれはなかなか面白そうであった。
「新聞部」
別名 同人クラブなる,演芸部の別名
物を書くクラブから自然と枝分かれするも一人独立する事が叶わず
今なおその所属は演芸部になる。
なお部員五人を含め不定期に取材発行を行うが
実質部長一人が活動を行う
以上
「うーむ・・・」
しばらく腕を組み一人悩む探偵
「よろしい、きなこ揚げパンで一つでどうだ」
私は奴に頭突きをかまして黙らせる
いつからこんなに暴力的になったのかしら
私はその恐るべき資質に驚愕しながらもさっきより数段顔が真夏にしては、青い探偵を上からうずくまっているのを見下ろしていた
「君に話すことはない」
断固いじけた探偵はそういうやいなや一人図書館には行った
それはもちろんピッキングして、鍵の掛かったそこに入ったので
私も仕方なくその犯罪を下を向いていたら突然誰かが開けていたという事にしておき入った
いつはいっても、本の匂いは良い
まるでその重厚感がどこまでも冒険を促すように所狭しと
並べられた本により手に汗握るような緊張まで感じる
男はどうなのだろうか
「おい探偵君」
誰のマネでもないがなんかのマネっぽい言い回しになったが聞く
・・・・・・・・
何の返事もない
まさか度重なる暑さで死んでしまったとか
私はどう
アリバイ工作をするか考えながら本の森に進入を試みた
奴は天井を見ていた
まるでそこに壁画でも買いてあるかのようにどこか真剣身を帯びていた
声をかけるのもはばかられとりあえず、肩を叩いてみた
「うん」
奴は振り返ると私を惚けた顔で見た
どうやらここがどこで、私が何をしているか自分自身が、忘れているようである
「どうしたんですか、何か」
私は興味本位で野次馬に鳴く
「あーいや幽霊の正体が分かったよ」
そこでようやく私は事の発端を聞くことになる
事件と言うにはあまりにも人殺しが内政で小さく感じるがしかし犯罪に大きいもミクロも無い
しかし実際、犬と人ではその差は人間にしてみれば絶対的に否定されよう無く違うものだろう
その事件の発端は
教頭先生が発見したというか、気付いた所から発覚を始めた
八月半ば
学校に用事のある教頭がふと介し忘れた本を返したくなったらしく鍵を開け(犯罪者時麦容疑者とは違い)中に入ると机の上に出しっぱなしの本を見つける
果たして誰がやったのか疑問に思うが
しかしこう言うこともあるのかもしれないと考え本を直すがそこで
あるはずの本がないことに気付く
そこで図書の先生が忘れたわけではなく何者かが持ち出している可能性を考えてた
まず手始めに図書カードを見てみる事にする
ここはまだ本自体にそれが着いているノダ探すのにはさほど掛からないはずだがどれだけ探してもその本は見つからない
さればその答えは無断で何者かが本をここ以外に持ち出した
又はここ以外の本棚か
しかしその現におかしな所から連絡が入った
それはあろう事に市民図書館なのであった
で、行ってみるとと出てくる出てくる100数冊の
飯田山第一高等学校の判子の押された本が
で更に恐ろしいことにその日限りでは終わらないことにも不可思議さが残る
いつもある日ひょっこり本が混ざっていた
で、そんな時に先生の親戚に売れない探偵が煎るのを思い出してこの
変人が呼ばれたという訳であった。
「でっその内容と幽霊はどんな関係があるんですか、時麦さん」
刑事みたいに凄むと
「まー夢無い顔しないで零個ちゃん」
私に顔面寸止めの刑が発動するのを察しした等ですぐに
「あっイヤだから」さてそのイヤはそうじゃないですよ
のイヤなのか、やめて下さいお願いいたします
の嫌なのかはたまた、、、、、
とにかく奴は言葉を繋ぎ急いでいった
「いやだから、鍵があったのにどうやって
入ったのかなーって」
「いやでもあなた鍵無くては入れたんでしょ
なら」
「あーこれの事」
そういうと小さな花がちょこんと可愛らしく付いている髪留めを示す
私のだけど、
「コレハタダボクガモラオウトシテ、」
「っえ」
「あっだから、貰おうと思ってぇ」
私は奴の顔面をジャンケンの石で殴り
奴からきっちりと髪留めちゃんを返却させた
「すいませんすいませんすいません」
さっきから気持ち悪い生物以下の何かが謝っていた
もはやここにきた目的が分からない私がそんなことを思った矢先あることが起きた
それは校舎の誰もいない蒸し暑い廊下に何か人影を見たのだ
それは実に奇妙な感覚で教師か部活の生徒かとも思われたがしかし
それは明らかに制服でも又学生が着るものでもなく
まさしく黒
そんな輪郭が見えた
それは暑いはずの校舎の温度を一段と下げた気がし私は一瞬ここはどこかと分からない気がしたが
「幽霊」あおう自分の言葉がでた旬簡素の異様な感覚がありありと脳内に変換され背筋が強ばる
「さあどうしたんですか」
私の表情を見た探偵がそんなことを言う
「あなた見ましたかあれ」
そういって廊下を指さすと
「始まりますかね」
始め何を言っているのか分からなかったがしかし少なくともその顔に嫌悪感以上に物理をすべて否定したようなあやふやさが私に悪寒をさせた。
そのチャイムはいつもと違って聞こえた
まるで地獄のそこから響いているみたいに気色悪かった。
その現実的体の反応を示さしたのは今の最悪たる現状が
もっともなる、げいいんに他ならないだろう
私たちは皆腕に何かはめられていた
しかし言うなれば少なくともしゃれてはいない
特に言うなれば女性でこんな物を好むのはかなりマニアックなオタクくらいに思う
金属の銀に輝きその不格好なほどいびつにでかいそれは
青や黄色の幾何学名線が走り、まるでカメラのレンズに腕を通したようであるが唯一違うであろう、その腕輪にはまっている小さな青い液晶画面には、青い文字で「ダイナマイト」と書かれて点滅していることから
悪い冗談だと思いたい
しかし現にその密封された部屋に、あるはずのない赤いペンキで塗られたように一面真っ赤だ
少なくともそんな奇抜な教室
美術室でもないだろうが、しかしその立ちこめる悪臭がそれが少なくとも絵の具でも血糊でもない人の何かだと言うことを分からせた。
この状況になるまでを説明せねばなるまいだろう
私達がその人影ついて口論していたそんな時、いきなり私の背後に人の気配がした気がしたが、それ以前に目の前の木偶の坊がなにやら口にぬのでも当てられて眠っている
それはいくらキチガイ探偵にしても、こんな真っ昼間にそれも廊下で眠るとは荒唐無稽でも思えないなら、、、、
しかしその時何とも甘いまるで大好物のバニラアイスのような香りがして私の意識が揺らぐ
その時口に何かを押しつけられていたような気もするが確かではない
果たして口論の末最後の最後に奴が私を見て何か叫んでいたのだが無視したせいで、、、なんて事を思ったがそれでフェイドアウトしてしまった分けだ。
そして今現在
その防音設備からここが音楽室だと分かる
この田舎にしてはここは異常なほど設備がいい
それは音楽室にしてもそうだが
普通なら教室でやる「国語」 「数学」 などの強化もそれぞれ移動教室がなぜかある
その理由ずけとして、教室は空くまで勉強以外をするところであり生徒が気楽に煎られる所にする
などとどこかで見た犬を犬小屋に入れる方法なんかみたいな感じがしてしまうが、しかし、それぞれの教室移動のめんどくささ以外にどこか切り替わる気持ちがあるのも事実ではある。
そして今居るのは完全防音の巨大とまでは行かなくとも広い音楽室
しかし一瞬その赤のせいでどこかキチガイ無い場所に入れられたかと思ったが「これは音楽室ですかねー」
などという相変わらず緊張感のないふざけたテノール音が心臓を逆立てた
しかしそこで改めて見てみると壁の色は白ではないがしかしどうして
よく見慣れた音楽室に間違いはなかったのだ。
しかし問題はそこではない
だいたいこの頭に海苔弁でも詰められたような鈍い感覚を揺らし
ふと奴の腕にある不格好な物に気付く
「あんたそれ」
そこで奴も気付いたらしく
「ああ爆弾みたいだ」
とんでもないことを言った
爆弾発言と絶望が私の意識を揺らす
よく見ると私達以外にも人が居た
なぜ気付かなかったかと考えてみれば今起きたばかりだと思い出す
それにしても誰がこんな事を
私はその人に聞いてみることに
しかし
「やめた方がいいよ」
そののんびり口調の中に何か鋭く私にへっぽこが言った。
「何で」
私は近づこうとして考える
(果たして、この赤い物は誰の血なのだろうか)
「おいっ」
いきなり後ろで肩をつかまれた
「なによ」
私は諦めず向かい気付く
それは何かの人形のようで又
それは赤く皮膚がなかった
その筋肉と思われるミミズのような物が皮膚を多い
私は瞬間意志しないで俯き吐いた
「こ、これはどういうこと」
まるで最後なんか自分でも聞き取れない感じで喋る
しかし、もしかしたら聞こえていないかも知れない
などと思ってはいたが
奴は「君は生きなくてはいけないよ
なぜなら犯人を捕まえなくてはいけない」
など統計無効な変なことを言う
果たして、気を紛らわそうと言っているのか
はたまた、
私は泣き崩れていた物を無理矢理起こし奴に言う
「終わったら泣かせなさい」と
いや君はまだ未成ね
私の耳に到着するやいなや勘違い大人に高々と制裁のハイキックが奴の右
後頭部に炸裂していた。




