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貴方を聴かせて/メール/午後/ONE/Under study
【貴方を聴かせて】
聴かせて私に優しい詩を
深い闇にまどろむような
貴方の心 魂の詩
【メール】
読み返すには辛すぎて
消してしまうには あまりに哀しい
今もまだ
メモリの片隅 残したままに
【午後】
言葉ひとつも残さず向けた
貴方の背中を ただ見送るだけ
テーブルの上 コーヒーカップ
口もつけずに残された
湯気がやがて消える頃
失くした愛が 痛みに変わる
声をあげて泣いた午後
【ONE】
キミが囁く
異国の愛の言の葉は
優しい記憶を思い出すの 胸に
ひとひら巡る
命の季節この出逢い
あの日から
動き出せないの
ねぇ何故今キミは
ボクの前に現れたのかな?
ねぇキミはボクに出逢う迄
どんな旅をしてきたのか
教えて
ボクの瞳
真っ直ぐ見詰めて
お願い抱き締めてよ ねぇ…
【Under study】
貴方の黒いその瞳
私を通して誰を見てるの?
私は誰の代わりなの?
此処に居るのは
私じゃないのね…
踊りましょう
禁じられた愛のワルツを
演じましょう
貴方の望む恋の戯曲を
私の知らない 貴方の誰かを…