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第59話 何なんだ?

 正体不明の宇宙船が2つ?

 何だか怖いな。


 宇宙は自由に移動できるけどさ。

 だからこそ、国籍や所属はハッキリさせておくもんだけど。

 特にこの、宇宙空間では。


 国籍も所属も分からない状態で宇宙空間をウロウロしてたら、他の船に宇宙海賊を疑われて先制攻撃を掛けられる恐れがあるそうな。

 国際条約と照らし合わせてどうなのかは不明だけど、無理ないとも思うんよね。


 実際はそこまで酷くは無いにせよ、宇宙は広く、それだけで犯罪の隠蔽には最適と思われているんだし。

 真実は違っても、実質的無法地帯と思われている空間で、理性最優先は通らないわな。


 だからまあ、俺は


「急いでくれ。長引きそうなら、即通報して」


 俺はそう、宇宙船のAIにお願いした。


「リューイチ」


 正面の相棒の声。


 少し、不安そうだった。


 だから俺は


「……まあ、外には出歩かない方が良いかもしれないな」


 怪しいときは外に出ない。

 基本だよな。


「そうね……」


 俺の言葉に頷いて。


「ところでコーヒーでも飲まない?」


 相棒がそんな提案をした。




 そういや食事が途中だった。


 何だか食事をゆっくり片付ける余裕がなくなって。

 2人とも、なんだか早く食べて終わってしまった。


 その後2人で適当に食休み。


 さっきの言葉通りコーヒーを飲みながら


「なぁ、アマノ33号」


 俺は宇宙船AIにそう呼びかける。

 即座に返事が来た。


『なんでしょう国生さん』


「正体分かった?」


 俺の言葉に


『難航しております』


「通報して」


『承知しました』


 ……これがいいよな。

 さっきから多分30分過ぎてるし。


 それで分からないってことは、多分単純な間違いじゃないんだ。


 俺はコーヒーを飲みほした。


 ……何なんだろうね?

 こんな、開発中の惑星に。


 そんなことを思っていたら


 外から、何か大きな音が聞こえて来た。

 同時に振動。


 そして


『本艦、たった今攻撃を受けました! 皆さん警察到着まで決して動かないで下さい!』


 ……え?




『国生さん』


 そして1分もしないうちに


「何だ?」


 宇宙船AIが俺に何か言いたそうな言葉を掛けて来たから、そう返す。


 すると


『攻撃者が、あなたを名指しで通信を求めています。……どうしますか?』


 そんなことを言われた。

 えっと……?


 俺は正直、意味が分からなかったけど


「一応、繋いで」


 何が起きているのか。

 それを正確に知りたいから。


 そう言ったんだ。


『承知しました』


 するとAIのそんな言葉の後。


 部屋のモニタに、宇宙船の外で立っている道着と袴姿の男が映し出された。


 その顔


 ……見覚えのない男の顔。

 年齢は30代前半かな?


 別にハゲでもデブでもない。

 美男子ではないけど、不細工でもない。


 ……あ、体型は確実に鍛えてはいる印象だ。

 腹、全然出てなかったからな。


 すると、モニタの中の男がこっちに向かって話し始めた。

 こんな感じで


『やあ、国生隆一君だよね?』


 AIの言う通り、名指し。


 その男はやたらにこやかで

 俺は困惑しながら


「……あんた誰だ? 悪いけど知らないんだが」


 そう正直に答えた。

 するとそいつは


『私は琢磨斬蔵たくまざんぞう。キミの父上を殺した男だ』


 こんなことを言ってきた。


 ……俺は正直、それでも困惑しか無かったんだ。

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