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――幕間―― 意気消沈
千陽たち3人が帰った後――
「はぁ〜。参った」
「ほんと、まったく。自ら墓穴を掘るなんて」
「仕方ないだろ?すでにミズキが話をしていると思ったんだから」
「自分の思い込みを私のせいにしないでくださる?」
ミズキの笑顔が怖い。
「ま、頑張って。遅かれ早かれいずれ来ることよ」
「腹括れってか。はぁ〜」
「ため息ばっかり。あなたと一緒にいると幸せが逃げそうだわ」
「そうかい、そうかい。帰るよ」
ウォラルはだるそうに椅子から立ち上がると、部屋を出ようとする。ウォラルの背を見て、ミズキが心配そうな眼差しを向け、声をかける。
「でも、どうにもならなくなったら言いなさいよ」
「…あぁ、サンキュ」
パタンッ――
次回2026年2月13日(金)投稿予定




